あらすじ
婚約者が別の女性と愛し合っていたことを知った伯爵令嬢セリーヌは、失意の中、魔界に送られることになった。神託を受け聖女となった彼女の使命は、生贄として食べられて魔王ルシアンを殺すこと。ところが、聖女の体液は魔王にとって猛毒のはずなのに、儀式中に長い口づけを交わしてもルシアンは死ななかった! しかも魔界で暮らすことになったセリーヌに魔族たちは皆優しく、ルシアンは溺愛してくる。私は生贄なのにどうして――!? 失意の聖女と魔王の溺愛ラブファンタジー♡ ※電子版はショートストーリー付。
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聖女を愛した二人
ヒロイン、聖女は人間界でも婚約者に愛されていて、魔界では魔王に溺愛されています。では、何故魔王に軍配が上がったのか。
やはり、愛情表現はストレートに勝るものはないということですね。人間の彼は、人を貶めることに夢中になってヒロインを慮ることを忘れました。事情が事情で、かわいそうな面もあると思うのです。でも、聖女の愛を勝ち取るには、相応しくありませんでしたね。
ヒロインを虐げた人達は、人間と魔族の交流が盛んになるにつれ、ますます肩身が狭い思いとなるでしょう。直接ザマァしなくても、それがバツですね。