【感想・ネタバレ】チカラビト 豪壮十六傑地下相撲決戦 : 2のレビュー

あらすじ

十黒沼(とぐろぬま)に必殺の右を封じられた右魂(うこん)。しかしライバル・生命力(いのちりき)も知らない新たな必殺技を披露する! 続く第三試合は最軽量98kgの小兵(しょうへい)と最重量285kgの大霜降(おおしもふり)が激突! そして試合会場が盛り上がる中、現在地上最強の力士・馼牛劉(もんごりゅう)が地下へ。参戦力士たちが集う控え室に現れて…。激熱相撲バトルトーナメントはさらなる熱を帯びる!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この(2)も激熱な取り組みばかり!!
漢と漢が、それぞれの信念を燃やし、全力をぶつけ合うバトル漫画が好きな漫画読みが読みたい勝負を描いてくれるなぁ、水上先生ッッッ
それぞれの力士が、己の個性をしっかりと把握し、持ち味を活かし、戦い方を工夫しているので、どっちが勝つのか、と良いハラハラを感じさせてくれる。
前巻のラストから右魂と戦っている十黒沼、パッと見は、卑怯な手段を躊躇わずに使ってくるタイプですけど、その実は、劣等感を捨てずに、己を強くする糧とし、努力を重ねてきた、正統派な奴でしたね。私、嫌いじゃないです、こうゆう奴。
次への引きも、これまた上手いので、(3)が楽しみです。ほんと、たった一人の優勝者が決定するまで、打ち切られないで欲しい、と願うばかり。

この台詞を引用に選んだのは、相撲だけではなく、これは他の格闘技、いや、それ以外の事にも適用され、活用できるモノだなぁ、と思ったので。
人間、生きてりゃ、色んなトラブルに巻き込まれちゃいます。
仕方ないっちゃ仕方ないで済ませない事もありますが、そのトラブルから学べるのも人間の強味でしょう。
己の体、その仕組みを知る事で、普通のやり方じゃ出ないパワーを出す、それは生きていく上で大切な事。
小さくても努力を欠かさず、工夫を凝らし、そして、何より、自分を信じてやれば、活路を開き、勝利を掴めるのかもしれません。
「脊髄の怪我を機会に・・・人体の構造を勉強し直したんじゃ・・・尻の付け根・・・ちょうど、体の中心に位置する骨・・・「仙骨」に背骨を預ける。「第十二肋骨」・・・この骨をネジを巻くように後ろに引き・・・そして、「抜重」、脱力して力みを0に・・・そこから一気に100を出力―――おらあ!!体の使い方次第で、力は何倍にも増幅するんじゃ!!」(by小兵)

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2025年11月16日

Posted by ブクログ

内容は、表紙の二人の相撲バトルの続きから、さらに小兵力士と巨漢力士の取り組みを結末まで、そして次なる戦いの前半部分も収録されています
とくに魅力を感じたのが、表紙の二人のバトルのおわり部分と、続く小兵力士と巨漢力士の取り組みです 
読み返していて、しみじみ思うのですが、相撲の理論が、とにかく脳に刻まれず、度々、へぇ、って感心しながら読みます それは、まわしを締めることも、人を突いたり押したり投げたり叩きつけられたりすることもない生活をしているからかなぁと思って、そういうことをするチカラビトたちってマジでやばいなぁと、相撲を平然と取り組む事への狂気を感じます
身体を作中の小兵力士みたいに使えれば、何か大きなことが出来そうな気もしますが、並々ならないセンスと努力が必要だろうから、人体の内部の感覚を掴むことも、人体の内部にかかる重みも感じる事もなく、生きていくことと思いました
読みやすくて、絵に迫力があって、力強い相撲バトルが観れるマンガなのでオススメです!

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2025年09月20日

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