【感想・ネタバレ】やなせたかしの素顔 のぶと歩んだ生涯のレビュー

あらすじ

朝ドラ「あんぱん」で話題!

「アンパンマン」が誕生するまでの知られざる挑戦と挫折の日々を
妻・のぶの目線から綴った小説!

やなせたかし と 妻・小松暢は、戦後間もない頃に出会い
やがて結ばれる。そして漫画家を目指すやなせたかしの挑戦が始まる――。
ふたりの歩んだ生涯を描いた書き下ろし小説。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

朝ドラあんぱんの後。

朝ドラはフィクションの部分もありつつ
史実を織り交ぜて上手く作ってあるなと思った。
朝ドラでは後半、嵩が主役かと錯覚があったけど、やっぱり暢が主役だな!

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2025年12月08日

Posted by ブクログ

朝ドラ「あんぱん」を見ている人にお勧めします。
この本を読むと朝ドラはやなせたかしとのぶをモデルにしたフィクションということが分かります。ググってみたら「史実とは異なる大胆な再構成を加えたフィクションのドラマオリジナル作品」とのこと。ドラマとして視聴者を惹きつけるためにここをここまで変えるのか、ととても興味深い。ドラマはドラマで面白いが、やっぱり本当のことを知れて良かったです。

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2025年09月10日

Posted by ブクログ

あんぱんまんを生んだやなせたかしさん。反戦と、周りへの思いやりと、愛に溢れた詩やユーモアのあるマンガの誕生秘話と、血縁がある人もない人にも恵まれて優しさで応えたやなせさんの人生が読みやすく書かれています。一気読みしました。

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2025年08月23日

Posted by ブクログ

とにかくも、これほど肉親との理不尽なお別れを経験された方が、本当に最愛の最愛のおぶちゃんとめぐり逢い、寄り添い、励まされ、そして自分の本当の力を探し当てられた素晴らしい生涯である。これほどの過去を引きずってこられたとは思わなかった。全てご夫婦の愛情と周りへの慈しみと本当の意味の優しさが込められた人生だと思いました。ありがとうございました。

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2025年08月05日

Posted by ブクログ

朝ドラに影響されて、その昔子供に読んでやったアンパンマンを思い出した。
今回この本を読んで、ちょうど我が家でアンパンマンを次々買って読んでいた時期が、まさに世に認められて人気に火がついた時だったことを知った。

さらに、こんなにも長い間、苦労に苦労を重ねてこられたことを全く知らなかったが、アンパンマンを通じてやなせたかしという人を知った頃には、漫画家というよりは何にでも名前が出てくる人という印象だった。それにはこんなに長い歴史があったんだと思い、丁寧に人と付き合ってこられた人生のほんの一部分に触れさせてもらい、感動した。

この後も朝ドラを楽しみたい。

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2025年06月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

NHKの朝ドラや大河ドラマが話題になると、つい関連する本を読みたくなって手に取ることがある。最近の朝ドラは実在の女性をモデルにすることが多いし、ドラマ的な脚色と実像を比較したくなってくる。
その脚色の妙に感動したり、脚本家さんに注目するのが楽しいのだけど、今回の「あんぱん」の放映は「幼馴染の二人が戦後に再会し、心を通わせて結婚したのか…ん?やなせたかしさんてそんなよく出来たお話みたいな人生だったのか?」と疑問に感じて、この本に手を伸ばしました。

やはり実際は幼馴染などではなく、変に設定を盛っていない本作の方が素直に良いと感じる。

妻・暢(のぶ)さん視点でやなせさんと出会うシーンはこの作品で最初にときめいた場面。空腹を堪え、幼い兄弟にパンを与える描写はまさにアンパンマンだった。

実の母に捨てられ、卑屈になっても育ての親の心根に触れて涙するシーンはこちらも涙が止まらなくなった。

夫婦2人の会話は穏やかながら、温かく、地の文はテンポが良くてやなせさんの鬱々としたマイナス思考の描写でもサクサク読めた。というか割に私も考え方が近いのか、人との違いや能力の低さに勝手に落ち込むのは自分としてもよくあるので、分かりみが深かった(笑)
漫画家として中々芽が出ない己に悩みながらも暢さんと二人三脚で歩む人生は素敵なものだったと思う。

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2025年10月28日

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父の死、母との別れ、弟の死、育ての親の死。いろんなことを経験してできた『あんぱんまん』
やなせたかしはみんなの分も生きているんだなぁ。

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2025年06月25日

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優しくて理解のある育ての親がいて、信じて寄り添ってくれる妻がいて、才能を評価して仕事を依頼してくれる人がいて、アンパンマンが世に出たんだなと思った。

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2025年05月15日

Posted by ブクログ

手塚治虫、宮城まり子、永六輔らと過ごした日々。
そして、のぶとの運命的な出会い!
「ぼくには才能がない」と世を拗ねていた少年が、五十を過ぎて陽の目を浴びたのには理由があった/帯より 

 高知から上京し、三越の宣伝部に入り、猪熊弦一郎がデザインした白地に赤い楕円。その、レタリングに関わった。
 労使の労働争議で、「ぼくは立場で見方が変わる正義は嫌いなんだ」と、辞めてプロ漫画家を目指すきっかけとなった。この辺りは、やなせたかし氏らしいと。

 落ちこんでいた時、暗い部屋で懐中電灯を手にかざしたら、血の色が透けて真っ赤に見えた。『手のひらを太陽に』のフレーズが浮かんだという。このエピソードは知っていた。

 手塚治虫から長編アニメーション『千夜一夜物語』の美術監督を依頼される。
 
紆余曲折を経て『アンパンマン』誕生へと…

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2025年04月21日

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