あらすじ
子どもの寝かしつけの最後の日、深夜にこっそり口にした大人たちの秘密の夜食。高校時代にたった一日だけお昼を一緒に食べた、風変わりな友達がわけてくれたお出汁。結婚前にやっと母に感謝を伝えられた日、伝授された炊き込みご飯。夫の昔の恋人を想像しながら一人で啜る、夜のラーメン。なんでもない日常の中で浮かび上がる、色鮮やかなショートストーリー13話+作中に登場する料理の作り方を収録した、心温まるレシピ物語集。 レシピ監修:杉本史織
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Posted by ブクログ
・お父さんの肉豆腐(なんのために生きる)
・秋田犬のさえこ(夫の寝言)
「なんのために生きる」は自分の年代や境遇と近しく、重ねて涙が止まらなかった。歳を重ねたらまた読んでみたい。サクサク止まらない本でした
Posted by ブクログ
【あらすじ】
子どもの寝かしつけの最後の日、深夜にこっそり口にした大人たちの秘密の夜食。高校時代にたった一日だけお昼を一緒に食べた、風変わりな友達がわけてくれたお出汁。
結婚前にやっと母に感謝を伝えられた日、伝授された炊き込みご飯。夫の昔の恋人を想像しながら一人で啜る、夜のラーメン。なんでもない日常の中で浮かび上がる、色鮮やかなショートストーリー13話+作中に登場する料理の作り方を収録した、心温まるレシピ物語集。
『1人でいようが、誰かといようが、人のことなんて1年経ったら誰もたいして覚えてないんだから、それなら自分で今日を楽しくした方がいいと思う。』
『あきらめちゃだめだ。こんな半端なところで、あきらめちゃだめだ。今まで努力してきたことがみんな無駄になる。何かが決壊しそうになるのを必死で抑える。』(なんのために生きる)
『一生うっすら我慢して過ごすより、1人がいいかなって思えてきたので。結婚して2人でいても、孤独なことってあるんだなあってつくづく思いました。』
【個人的な感想】
短編に出てくる料理がどれも美味しそうで、なおかつ手軽に簡単に作れそうなのがとっても魅力的だった。
また、ショートストーリーだけど内容が濃くて、うるっとくる話もあって読んでいて楽しかった。
どの年代の人が読んでもグッとくる話があると思う。
Posted by ブクログ
どの話もじんわり温かいお出汁のように染みてくる、優しい短編集でした。
お気に入りは「私に花丸をつけて」
忙しいママの心の叫びが伝わってきて、判る、判るでした。こっそり食べている、自分の為だけのご褒美クレープに、心からのお疲れ様でしたって言葉を贈りたいです。