あらすじ
空っぽの大人になった私を動かしたのは高校時代の小さな約束だった
40歳を過ぎたある日、地元を離れて暮らす私のもとにお葬式の招待状が届いた。結婚式の招待状みたいに華やかなそれの差出人は、亡くなった高校の同級生。名前に覚えはある…でも、なんで私? 本当の友達なんていないと思っていた男女4人の物語。それぞれが「高校生だった頃の私が今の私を見たらどう思うだろう」と、上手くいかない現実への思いを抱えて暮らしている。住む場所も生き方も異なる4人は、高校時代に一瞬だけ重なり合う瞬間があった。
感情タグBEST3
匿名
エモーショナル
まず、章が歌のタイトルになっているのがキマシタ。
そして中村ミホさんすっごく好きです。かっこいい。優しい。素敵な人…。
こんな風に人物を魅力的に、ストーリーに面白く引き込ませてくれるものを読めて良かったです。
Posted by ブクログ
まさかコミックだとは思わず手にとった本。
40歳を過ぎたある日、地元の同級生からお葬式の招待状が届く…(招待状など結婚式だけかと思っていた)
誰だったんだろう⁇
話したことあったっけ⁇
そんなに親しくしてたかな⁇
何故、私に招待状が…と。
高校時代、確かに同級生だったと思い出したのは、お葬式に参列したとき…。
そこには4人の同級生。
だんだんと思い出していく…
彼女が、今はこんなふうに、彼は今何の仕事を…
亡くなった彼女のことを話そう…
懐かしさなどなかったはずなのに、話をしてから、あのときのことを思い出した。
ああ、そうだった。あのときみんな彼女といたんだったと。
コミックだが重く感じ、少しばかりヒリヒリとするような感触を覚えた。
今の私はどうなんだろう。
あの頃より誰かを思いやり、今の自分のことを好きでいるのか問うてみる。
違うならどうしたいか、どうなりたいか…
もしかしたら明日からは、今日とは違う気持ちの自分がいるかもしれない。