あらすじ
【あらすじ】
1996年夏。高校1年生のエミは、サラリーマンの父、専業主婦の母、中学2年生の妹と平穏に暮らしていた。しかしある日、父・ヒロシは脳にできた腫瘍が破裂した影響で、半身まひや失語症の障害を負ってしまう。さらに記憶能力が大幅に欠如し、家族の顔さえわからなくなってしまった父。エミは突然の事態に戸惑いながらも回復を信じ、母親や妹とともに父親を支える日々を送っていくが、一緒に暮らすにつれて、徐々に厳しい現実を突きつけられていく。そして思春期、就職、結婚、出産と、人生のステージが進むにつれ、エミは父親とどう向き合うべきなのか、わからなくなってしまうのだった。脳に障害を負った父親を支える家族の葛藤を赤裸々に描いた、胸えぐる実話コミックエッセイ。
【解説】
渡邉 修(医師)
【「シリーズ 立ち行かないわたしたち」について】
「シリーズ 立ち行かないわたしたち」は、KADOKAWAコミックエッセイ編集部による、コミックエッセイとセミフィクションのシリーズです。本シリーズでは、思いもよらない出来事を経験したり、困難に直面したりと、ままならない日々を生きる人物の姿を、他人事ではなく「わたしたちの物語」として想像できるような作品を刊行します。見知らぬ誰かの日常であると同時に、いつか自分にも起こるかもしれない日常の物語を、ぜひお楽しみください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
家族からの目線で親が病気になったときの体験を漫画にしているため、ふだん本を読まない人でも介護の問題について考えるきっかけになる、読みやすくて良い本だと思います。
漫画アプリでも読めるためお試しに読んでみたい方は、漫画アプリの無料公開版を読んでみても良いかもしれません。
私は結局全部読んじゃいました。
Posted by ブクログ
『夫がわたしを忘れる日まで』と同じ著者の本作も
4コマ漫画のようなコマ割りで、とても読みやすかったです。
父親が脳腫瘍の破裂で様々な障害を負ってしまい、記憶能力も大幅に落ち、家族の顔もわからなくなってしまう。娘の視点での実話コミックエッセイ。
漫画イラストが、淡々とした調子なので、
大変な状況のお話ですが、
スッと入ってきます。
プロローグ
第1章 1996年(第1〜8話)
第2章 1997-1998年(第9〜16話)
第3章 1999-2009年(第17〜22話)
第4章 2010-2016年(第23〜26話)
第5章 2017-2019年(第27〜32話)
章立ては
父の発症
高校生の頃
大学・就職・結婚の頃
延命治療を家族で検討する頃
最期
になっていますが、時系列に沿っているのでこれもまたスッと入ってきて読みやすいです。
母のおかげでヤングケアラーにはならなかったけど、
ケアに関わって来なかったというのは子どもとしてはどうなのかと、子ども自身は悩む。
どんな選択をしても後悔や未練は残る。
自分に、周りに起こった時、
受け入れられる後悔や未練を選択できるよう
少しでも知っておくことが大切だと思いました。