あらすじ
小学6年生の女の子が3年生の男の子を好きになるなんて!
あの頃、三つ下の男の子を好きになることでいじめられるのが怖かった遥は自分の気持ちを隠して、三つ下の男の子の代わりに中学生だった彼の兄が好きだと嘘をつく。
それにも関わらず、勇気を出して自分に告白したあの男の子…。
彼の告白には答えられなかったまま、彼は引っ越してしまう。
20年近く会ったことも思い出したこともなかった、と思っていた。
しかし、30歳になった誕生日の朝思いついてしまったのだ!
自分が無意識的に好きだった男は全員彼と似ていたことを!
一瞬に私を17年前の夏に甦らせたあの子。今はどこでどう過ごしているんだろう。
彼も私のことを憶えているかな。
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Posted by ブクログ
やっぱ東村さんの作品はおもしろい。
子供の頃に年下の美少年は、私の近くにはいなかったけも…
もう忘れただけかな?
でも名前も覚えてないけど、いつも一緒に遊んでた男の子いたなぁ。
カエルの卵もらっておたまじゃくしになってカエルになったっていう恐怖を思い出しました。
って、子供の頃を思い出した作品でした。
Posted by ブクログ
テンション高めなのに、どこか切ない内容なのは、さすが東村アキコ作品!
でも、いつの時代でも、誰にでもありえそうな、でもここまでの事は無さそうなリアルとファンタジーの融合。
登場人物、皆さん生き生きしています。
でも、日本でも、韓国でも当てはまる世界観は、逆に没個性になりますね…。
特定の国の文化とか、環境とかがあって初めて人間の濃さって出るわけで。
日韓同時連載って、その取り組みには拍手をおくりますが、バックボーンを失うとなんだか細部までは血が通っていない感じになって残念。
東村先生の作品って、その濃ゆいところが気持ち良いのに、どこかふわんふわんしてる感じがします。
でも、面白かったので星は4つにしておきました!