あらすじ
同期社員でありながら住んでいるマンションが同じであることが発覚して以来、俺と秋津ひよりは半同棲のような生活を続けている。ご飯を一緒に食べるだけの仲であり男女の関係はない……はずだったのだが、もうそろそろ自分の気持ちを誤魔化すのも限界だと思う。
仕事から帰るのが遅くなった日でも、あの食欲モンスターと軽口を叩き合いながら一緒にご飯を食べるときは、いつも心が穏やかで。
かけがえのない瞬間をこれからも日常にしたくて。くだらなくも愛おしい毎日と、それを確かにしてくれる彼女を離したくなくて。
「なぁやっぱり好きだわ。ひより」
これは、同期社員たちの宿した恋心が確かに色づき始める話。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
良いですねぇ…このお話めちゃめちゃ好きです
甘々なんですけど、主人公達が社会人故に距離感が良いんですよね
最後はプロポーズで終わりましたが、個人的にはこの続きも読みたいです
Posted by ブクログ
事務課として忙殺される"残業モンスター"こと中堅社員・鹿見有。同じマンショに住む同期入社で営業課のエースの"食欲モンスター"こと秋津ひより。
前作に引き続き、有の部屋で日々一緒に食事を楽しむ2人の日常を描いたライトノベル。
この手の小説は、サクサクと読めるのが良いな。相変わらず、取引先の元彼女や同じ事務課の後輩からモテモテの有。それぞれに片が付いたのは良かった。煮え切らない関係だったひよりと有の関係にも進展と決着が付いた。
Posted by ブクログ
ふわっとした日常の中に恋愛の行方を描いていてなかなかに良かった。ちょっとハイペース過ぎるのでは、と思ったけれどもそれだけもうちょっと物語に浸っていたかった。
二人の友人以上恋人未満、互いに青信号、というもどかしさを感じつつもそこを振り切って発進する場面も良かったが、脇役たちの描写も良かった。印象に残る。だからこそ少し感情の山場を、とか、やっぱりもうちょっと続いて欲しかった、というのは欲張りなのでこの辺で。