【感想・ネタバレ】中学受験のリアル(インターナショナル新書)のレビュー

あらすじ

首都圏の中学受験者数は2023年、過去最高を記録、その熱は地方にも波及している。第一志望校に合格する子どもの数はわずか3割。負け戦とわかっていても受験へと向かわずにはいられない親子。幼さの残る小学生の彼らが立ち向かう受験という魔物。「全落ち」を経験する子どもは立ち直れるのか? 親のエゴや塾の実績作りで志望校を決めていいのか? 偏差値では測れない、子どもに合った学校とは? 中学受験に挑んだ親子を5年間追ったルポルタージュには、きれい事では終わらない現実がある。

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Posted by ブクログ

合格体験ばかりではない中学受験の裏側。全落ちから志望校でない偏差値が下の学校、ただし実はその校風こそ子供に合っていたり。
受験生一人ひとりにドラマがある。

自分の子供が中学受験の失敗から、本人の選んだ高校での充実した生活、第一希望の大学に入学したのも、下積み、土台があったからだろう。

受験生の親より、受験の終わった親が読んだ方が違った感慨があるだろう。
親の気持ちも理由があるが、子供の捉え方もまた違う。受験に限らず親子関係についても勉強になった。

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2025年07月03日

Posted by ブクログ

まさに今、息子の中学受験直前期。なんだか落ち着かず本でも読もうと本屋さんに入ったところこの本のタイトルにひかれ購入した。
具体的な体験談は、良い例も悪い例も書かれていてとても参考になった。我が家の中学受験はどんな形で終わるのか。あと1か月、親としても子供を精一杯応援したいと改めて思った。

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2025年01月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中学受験の裏側にはそれぞれのドラマがある。面白かった。人と比べずに、自分の子をよく見てサポートするしかないんだなぁと思う。

メモ
・偏差値上位校に受かることだけが成功ではない。
・子供にとって大切なのは、自分で頑張り抜くという経験ができたこと。
・中学受験は人生のゴールではなく、人生の勝敗が決まるものでもない。
・子供が荒れても冷静に「そのままの気持ち」を受け止める。成績のことは口にしない。
・偏差値よりも校風が大事。その子に合っているか。

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2025年08月03日

Posted by ブクログ

親が子どもに対するエゴやこだわり、理想を手放して、本当の意味で子どもの立場に立てるか、寄り添えるか、徹底的に子どもを観察し、子どもの中で何が起きているか正しく把握して理解するために、子どもと対話をし、空気や雰囲気を読み、適切なアクションを起こしていく、上手に子どもを導いていく必要があるように思う。
ただ単に子どもの意見や気持ちを理解すればいい、というわけでもなく、その背景や全体で俯瞰して見たときに、方向転換した方がいいかどうかの冷静な判断も必要。子どもが「大丈夫」と言っていても、それをもって安心してはいけないし、その言葉の裏で起こっていることを冷静に見つめなければならない。
それは多くの人にとって、なかなか難しいことだと思う。親としての経験を積むしかないのだろうが、中学受験を通して親も壁にぶち当たり、葛藤し、悩み、成長していく。

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2025年11月30日

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