【感想・ネタバレ】BARレモン・ハート 14巻のレビュー

古谷三敏

心優しき男たちが夜毎集う酒場、『BARレモン･ハート』。名人マスターの人を見る目は酒を見る目。マスターの薦めるカクテルは人生のブレンド。酒ウンチクと人生模様を語る大人のための、酒、グルメコミックス。

[ブクログ · ★★★★☆]

出版社 / 著者からの内容紹介

心優しき男たちが夜毎集う酒場、『BARレモン・ハート』。名人マスターの人を見る目は酒を見る目。マスターの薦めるカクテルは人生のブレンド。酒ウンチクと人生模様を語る大人のための、酒、グルメコミックス。

[ブクログ · ★★★☆☆]

この巻に出てくるハバナの「フロリディータ」で、パパヘミングウェイを飲んだことがある。まあ、ザ・観光客、お上りさんである。

「砂糖抜きのフローズン・ダイキリだね！」という以外の感想はなかったのだが、驚いたのはモヒート。大量に並んだミント入り（けちくさくないモリモリだ）のグラスもさることながら、太っちょのバーテンダーのワイルドなミントのつぶし方が壮観だった。

エピソードではハバナのバーとの温度の違いが語られるが、「バートはもっと自由なところだ！」という空気の違いも大きい（シンガポールのロングバーでも思ったけど）。

ブレンディッドで作ったハイボールに原酒をトッピングする「スーパーハイボール」がマスターオリジナルのハイボールとして登場する。昨今のモルトブームとネット通販のおかげで、シングルモルトもずいぶん手に入れやすくなった。試してみたい。