あらすじ
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◆トランプ関税で世界は大混乱!? 自由の国の保護主義の行く末は?◆
トランプ関税、米中対立、レアアース、炭素国境調整措置(CBAM)、そして経済安全保障・。
近年の経済ニュースで頻出するこれらのキーワードの背景には、「自由貿易」と「保護主義(貿易)」の対立構造が存在します。とくに第一次トランプ政権以降、自由貿易の旗手とされてきたアメリカが保護主義へと急速に舵を切り、第二次政権ではWTOへの拠出金停止や、全世界に対する一方的な関税措置など、従来の国際秩序を揺るがす政策を推進しています。その結果、「自由貿易=善」という従来の前提は大きく崩れつつあり、世界は深い混乱の只中にあります。いまや、国家安全保障や気候変動、デジタル取引の分野までもが「貿易」の問題に組み込まれつつあり、従来の枠組みでは捉えきれない局面を迎えています。こうした状況を理解するためには、自由貿易と保護貿易という基本軸を押さえることが不可欠です。この軸を持つことで、国際政治や経済の構造が立体的に捉えられるようになり、日本への影響や、読者自身が働く業界、日常生活に及ぶインパクトまで、よりわかりやすく理解できるようになります。
本書は、複雑化する貿易の現実を、「自由貿易 vs 保護主義」というシンプルな対立軸から再構成し経済ニュースや国際政治の“行間”を読み解くための、わかりやすいビジネス教養書をめざします。
■こんな方におすすめ
・第二次トランプ政権の関税政策ニュースを耳にして、日本国内の景気動向や家計への影響について関心をもった人
・貿易交渉=経済戦争による世界秩序の崩壊を目の当たりにしているのではないかと考える人
・国際経済や国際政治に関心の高い、お金を増やしたい人、資産を守りたい人、リスクを管理したい人
■目次
Part1 貿易赤字はアメリカ経済の弱点か? 強みか? 貿易大国アメリカの貿易赤字は本当に“悪”なのか?
Part2 アメリカの関税政策に世界は大混乱!? 世界経済を混乱に陥れた「トランプ関税」
Part3 貿易政策は2つに大別される よくわかる 自由貿易vs保護主義の基本
Part4 トランプ関税で大きな注目を集めた! 国と国の貿易に影響を与える「関税」とは?
Part5 WTOを中心に貿易のルールは決まっている 国際貿易の基本ルールを知っておこう!
Part6 世界で広がる経済連携のネットワーク 日本と世界のFTA・EPAを見てみよう!
Part7 自由貿易? 保護主義? 各国のスタンスは? 各国の貿易政策を見てみよう!
Part8 押さえておきたい貿易をめぐる新しい潮流 デジタル・環境・経済安保――現代の争点を知っておこう!
付録 日本のFTA一覧
■監修者プロフィール
小田 正規(おだ まさき):日本大学国際関係学部・准教授。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒、慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了、法政大学大学院政策創造研究科単位取得退学。1991年に株式会社三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社)に入社し、貿易政策に関する各種調査研究に従事。2009年より内閣官房国家戦略室において、成長戦略、TPP交渉参加問題、東日本大震災後のエネルギー政策の立案に関わる。ニュージーランドの高等教育機関であるInstitute of Pacific United New Zealand(IPUNZ)、環太平洋大学経営学部を経て、2020年より現職。専門は国際経済学、国際貿易論。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
興味本位で手に取った本だったが、とても平易に関税を解説しており、なぜトランプが言い出したか、これまで日本はどうだったかがクリアになった。ページ数も少なくすぐ読めるし、旬な知見を高めるには最適。60分でわかるシリーズを他にも読んでみたい。
Posted by ブクログ
トランプ関税から、自由貿易と保護貿易について整理した作品
関税自体は悪ではない
国内の重要産業を守るという目的があるからだ
実際日本でも、農業を中心に関税で自国の生産者を保護している
ただし、保護貿易が行き過ぎると、競争力が無くなり、技術革新や効果改善が進まないというデメリットがある
近々だと、コメの高騰もこういった構造に原因の一端があると考える
昨今、アメリカなどの大国が国際的なルールを無視して自国に有利な貿易を強制的に勧めている
一方、日本は粘り強く、T PPなど交際的な貿易連携の輪を築いてきた
資源に乏しい日本は貿易なしでは成り立たない国だ
友好国と連携してwin-winとなる貿易体勢を築くことが必要だろう