あらすじ
「こんな症状、私だけ?」「あの人は、なんであんなことをしているの?」
本書を読めば、自分が悩んでいることに名前があるとわかるかもしれません。精神症状を学ぶことで、あなたとは少し異なる言動を取る人がいても、「ありがちなことで、何も問題はないんだ」と理解を深められるかもしれません。
本書は、明らかな精神障害によるものから、病気とは言えないが誰にでも起こり得るものまで含め、304にも及ぶ精神症状について解説した一冊です。
【対象読者】
・「教養として」一般の人に
・「どの分野でも役立つ」看護学生に
・「情報のアップデートとして」医療者に
【特徴】
・本格的な知識なのに、一つひとつの文章が短く、どれも1分以内で簡単に読める
・親しみやすいクマのイラストが学びの手助けをしてくれる
【目次】
気分障害/不安・強迫/解離/トラウマ・ストレス/愛着障害/依存・嗜癖/ 発達障害/ 思春期/ 周産期/ 身体的問題/ 睡眠/ 性/ 摂食障害/ 統合失調症/ 幻覚・妄想/ 素行/ パーソナリティ症/ 認知症
【著者メッセージ】
この本を通じて、医療従事者でなくても、心の問題にはさまざまなことが起こり得ることを感じていただけるでしょう。また、精神科医をはじめとする精神科の医療者の方々にとっても、知らなかった症状に出会い、すでに知っている症状についてさらに知識を深めることに貢献できることを期待しています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
精神症状の解説が端的簡潔に書かれていて、広く浅く知るには良かった。勉強になった。
接し方など対応方法も知りたかったが、それはまた別の本で、かな。
Posted by ブクログ
某国家試験を受験するにあたり、精神医学領域においてYouTubeで松崎先生には本当にお世話になった。ややこしい言葉などは音声だけを繰り返し聞いた。松崎先生の個性的なキャラクターははじめは馴染めなかったが、すぐにクセになり今やファンだ笑
この本は本当に良本だった。端的でわかりやすい。
国家試験で必死に勉強した知識もあっという間に忘れていく。ただ、職業柄、浅くても広く知識は欲しいので時々手に取ったり、辞書のように調べたりするのに使いたい。
はじめに、がすごく良かった。決めつけないこと、と注意点をしっかり喚起してくれている。すごく大事なことだと思う。
悩みや困り感に名前がついた時、楽になるかどうかはその人によるし、複雑に感情が入れ組むと思うが、楽になるための一歩を踏み出すきっかけになると良いなぁ。