あらすじ
花と話せる特別な力を持ったルーナの目標は、亡き両親のように花の恩恵を人々の暮らしに役立てる『花師』になること。過酷な境遇の中でもくじけずに努力を続けたある日、『王宮花師』に弟子入りする道が開かれる。それが運命の出会いに繋がっているとも知らずに……。分冊版第2弾。
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転落
ルーナの両親の元を訪れていたのは国の役人で、戦争のための花づくりを命じてきたのでした。両親が断ると、役人は怒って帰りました。数日後、ルーナと両親は足りない花を仕入れに馬車で出かけました。崖沿いの道を走行中に馬車が転落してしまいましたが、母親の咄嗟の機転でルーナは突き飛ばされました。しかし、両親の姿は見えませんでした。次の場面はいきなり7年後になりました。両親は亡くなってしまったのでしょうね。