【感想・ネタバレ】からだに従う ベストエッセイ集のレビュー

あらすじ

「楽しむことのできぬ精神はひよわだ、楽しむことを許さない文化は未熟だ」「恋は大袈裟なものだが、誰もそれを笑うことはできない」――恋愛、結婚、欲望、男女の謎。父、母、少年青年期、詩作の始まり、出会った人々。生、死、沈黙、老い、社会、こだわりなど。存在の本質や愛の真髄に瑞々しい感性とユーモアで迫る名エッセイ45編。「二十億光年の孤独」の鮮烈なデビューから70年余り、現役の世界的詩人の全作品から厳選した決定版随筆集!

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Posted by ブクログ

「失恋とは恋を失うことではない」1955年から「風穴をあける」2001年まで様々な雑誌などに寄稿した谷川さんのエッセイを編んだもの。
若い頃の文章はなんだか堅苦しくて複雑で少しとがっていて、それに性についてもかなり語っていてちょっと読むのしんどいな、と感じたけれどそれが年齢を追うごとに物腰が、尖っていたユーモアが柔らかくなり、そういうのを読んでいてすごく面白かった。
「母の恋文」あとがきや、「本の恐怖」が面白かった。タイトルの「からだに従う」も、すごく、長く生きている人ならではのアドバイスのように思えた。

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2024年10月16日

Posted by ブクログ

1957年から2002年にわたるエッセイ集。その時々の谷川俊太郎氏の思いや軸のありかが忍ばれ興味深い。「自伝風の断片」「校歌は変る」が良かった。

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2024年08月28日

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