【感想・ネタバレ】いくたのこえよみのレビュー

あらすじ

ジミで目立たないイクタが、実は人の心を読めるとは!オガタは弟子入りを志願、みんなにもヒミツで修行を続けるうちに、心の声が聞こえはじめる気配……? はたして本当にひとの心は読めるのか?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

小6の男子オガタは転校生の少女イクタから、すごい秘密を打ち明けられる。イクタはこえよみ(読心術)ができるのだと。自分もやりたいオガタは、イクタから「こえよみのおしえ」ノートをもらい、修行を始めるのだが…。
 言葉に勢いがあってサクサク読める。絵も可愛いし、間に漫画が入っているのもいい。友情、家族、成長という児童文学の王道を描きながら、説教臭くならない。主人公は単純ストレートな(まあ所謂バカ)性格、イクタはちょっと訳ありの複雑な感じ。カタギリは真面目な研究者タイプ。キャラクターの描き分けもわかりやすい。小学生にウケそう。
 大人としては、案外あっさりと「こえよみ」ができてしまうのはどうかと思うし、実際に「こえよみ」ができたらこの本に書いてある内容どころか、もっと醜くていやらしい世界を知って人間不信になりそうだとか思ってしまうが、児童書だからこれでいいのかな。

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2018年06月10日

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