あらすじ
用語・国名・年号が山のように出てくるため片っ端から丸暗記してはキレイさっぱり忘れるということを繰り返してきた「世界史」も、この本を読めばもう忘れない。さまざまな世界史の事件・出来事に通底する原理原則を「パターン」として分類し、何度も出てくる「キーワード」とともに提示。世界史を楽しく学び直せる本。
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Posted by ブクログ
世界史というより歴史。タイトルと表紙で損をしている。細かいことは書かずにパターン化してシンプルに本質を伝えてくれる良書。
まず歴史を理解するためのこのキーワードをわかりやすく解説してくれる。たしかに途中まどろっこしい(短く詰め込みすぎ、知ってる人しかわからない)ところもあるがテキトーによみとばしてOK。わかるところだけ楽しめば良い。
政治、社会、経済、宗教、歴史というキーワードがどうリンクしているのかを考えるきっかけを与えてくれる。知れば知るほどその結びつきの面白さにハマる。シンプルゆえに極論暴論あるかもしれないけど、そんなに間違っていないと思う。
今読んでもおもしろい。歴史って科目はエンタメだと大人になってつくづく思う。
キーワード20:植民地と帝国主義はまさに今トランプがやらんとしていることかと。
Posted by ブクログ
この本の良さは古くからある人間の行動パターンをふまえて歴史を解説しているところにあります。
この行動パターン歴史だけでなく、今にもちゃんと使える内容だと思います。
うまくつかうとある程度予想できます。
この本は用語を頭に入れる接着剤だと思って読むといいかもしれないです。
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#山本直人
Posted by ブクログ
前半の、「20のキーワード」の解説が若干まどろっこしくて途中で一時中断してしまったけど、後半の「12のパターン」は、地域・時代を超えて共通している人間・社会の行動原理みたいなのを、具体例を通じて認識する事ができて、面白かった。
世界史を理解する上で、「政治」とは「富の集約と分配」の事だというのも、細かい学術的な定義としては正確性に欠けるのかもしれないが、歴史を大局的に学ぶにおいては、この定義が一番しっくり来ると思う。
あとは、ザックリと時代を捉えられるようなまとめ方が随所に出ていていたのも、地味にいいと思った(西アジア史において、7世紀はアラブ人、9世紀はイラン人、11世紀はトルコ人、13世紀にモンゴル襲来、とか)。