あらすじ
英語、ドイツ語、エスペラント語、トキポナetc…
多言語を楽しく学び続ける著者による、絶対に「がんばらない」勉強の日々を描いたコミックエッセイ。
楽しく語学学習が続けられるヒントがそこかしこに見つかる1冊です。
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Posted by ブクログ
「学ぶことそのものを毎日楽しいと感じたり、語学を通して“ここではないどこか”にゆるく繋がっている感じが気に入っています」
(P5)
この言葉にとても共感した。
私がずっと語学に興味があるのは、こういう「ここではない場所」に繋がっている感覚が楽しいのだと思う。
私は2021年からドイツ語を始めたが、周りにドイツ語を勉強している人がいないため、ずっと一人で勉強してきた。
孤独な作業に見えたかもしれないが、心の中ではニヤニヤしながら楽しんでおり、筆者のこまきさんの日常を読んで「分かる〜!」となる部分が多かった。
私は本で勉強することがほとんどで(紙で読むのが好き)、リスニング・スピーキングが足りないなと感じていたので、こまきさんの「ながらリスニング」を真似してみたいと思った。
英語以外の言語を学んでいる人の中には、「仕事で使わないのに勉強する意味ある?」と言われたことがある人もいるのではないだろうか。
私は言われたことがあり、その言葉がずっと心に引っかかっていた。
しかしこちらのエッセイを読んで、やっぱり自分の喜びのために語学をしたっていいんだ!という気持ちが強くなった。
自分の仲間を見つけたような気持ちになって嬉しかった。
これから先、ドイツ語や英語を学んでいく中でつらくなったときは、こちらの本を読み返したいと思う。
お守りのような本になった。
Posted by ブクログ
ほのぼのとしたイラストがいいなあ。
わあーい、っていう気持ちよさそうな満足そうな表情がとても好き。
ほとんど目玉を描かない独特な作風なんだけど、笑顔も集中もしっかり伝わる。
私も語学の勉強中。仕事には無関係。
好きでやってること。でも、好きなはずなのに、なんというか、飽きるではないけど、
面倒なような、手が伸びないというか、
なんだかなあ、、、、な気分をコントロールできずにいた。
そっか、趣味なんだから頑張る必要はないんだ。やめたくなったら即やめる。ノッてるときはいくらでもやる。
さっきよりわかるようになった、先月より賢くなった、って、ひとりで喜んでればいいんだね。
ご飯作るときはコレを聞く、みたいにルーティンにすればいい。続ける重視でいけばいい。アプリや、ポッドキャスト、アニメ、ラジオ講座、ニュースなど、このネット社会さがせば色々あるんだなあと思った。
英語は色々あるのに他の言語は少ない、と思ってたけど、いやいやあるんだと思った。
リスニング散歩、涼しくなったらやろう!!
英語の気晴らしにドイツ語やるって感覚が面白いと思った。
「趣味講座の徒に″待ち時間″は存在しない」
ってのには笑った。
気持ちを日本語圏(このくに)の外に向けてるって、すごく贅沢で自由。そうだよねえ。
ときこさんが本屋でアラビア語の本をみて、
アラブに行く用事がなくたって、アラビア語を使う予定がなくたって学んでいいんだって気づくところが好き。理由なんかいらん。
おばあちゃんになったときこさんが、
翻訳ソフトもあるのに、なんで勉強するのかと聞かれて、楽しいからだって答えるのが好き。ここではないどこかにつながっていられる感じがするって。
私も、おばあちゃんになっても勉強してたいなと思った。
なんか、ふーーっと、呼吸が楽になるような本でした。
ちなみに、トキポナっていう言語があるのを初めて知りました。
ときこさんは、英語とドイツ語の他に、
エスペラント語、トキポナ、ジョージア語、タガログ語もやってるそうです。