あらすじ
宮中×幼馴染×再会 時代を駆ける中華風BL、開幕。
時は戦乱の世。兄弟のように、はたまた番の鳥のように仲が良い天陽と雨流は、とある国の精鋭部隊に属していた。二人は共に暮らし、共に戦い、絆と愛を深めたが…別れは唐突に訪れる。雨流は敵地にて、最期に約束と口づけを残して絶命してしまった。そして二年後、天陽は雨流との約束を支えに生き続け、敵将・欠月に奇襲を仕掛ける。しかし、振り返った欠月の顔は懐かしく愛おしい雨流そのものだった。たとえ記憶が薄れたとしても、身体は忘れない。「この男からどうしようもなく雨流の匂いがする」――失くした愛の行方を追う中華風ヒストリカルBL、開幕。
※デジタル版限定特典:描き下ろしページ1P収録
(C)2024 Ayato Miyoshi
まってください、中華BL鉄板の死にネタに、まさかのこの展開ーーー・・・!想像の上を行く三角(?)関係に、続きが読みた過ぎる作品NO.1!
孤児×幼馴染×暗殺集団所属×死んだはずの攻と再会・・・こんなん皆好きですよ・・・勘弁してくださいよ・・・(満面の笑顔)
死んでしまった攻の「雨流」と、その遺体を器に呪術でよみがえった「欠月」。
受の天陽は呪術師に唆され、欠月の中に残っているかもしれない雨流の人格を蘇らせられるために奔走するが、いつしか欠月を一人の人格として認めてしまい、二つの人格の間でゆれ動く天陽。そして欠月も雨流としての感情か、欠月としての感情か区別がつかないまま天陽を求め始める・・・!早く続きが読みたい作品です!
感情タグBEST3
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全てにおいて最高の一冊だった!
両片思いみたいな雰囲気だった雨流(間接的に攻め)と天陽(受け)。ウルが死んでから独りで行動していた。敵将・欠月(攻め)を暗殺しようと奇襲を仕掛けたら、その男は死んだウルとそっくり……というか本人。なのに性格はウルと全然違うし過去の記憶もない。
設定が凝ってて面白い。
屍器にされたウル本人の記憶を呼び覚ましたくて、屍器をつくった桃華(男だと思いたい。多分♂)の言う通り、カケヅキの傍で監視されることに。
熱を出した天陽を看病するカケヅキが、動物みたいな仕草というか、感情を覚え始めた人形のような行動するシーンが可愛い。
自分の肉体の持ち主に嫉妬(無自覚)する様子も良い。なのに天陽はウルに一途なすれ違い。
二巻が本当に待ち遠しい!