【感想・ネタバレ】クレーンゲームで学ぶ物理学(インターナショナル新書)のレビュー

あらすじ

クレーンゲーム歴30年の物理学者による、クレーンゲームで物理学を学べる一冊。ゲームセンターでクレーンゲーム機に硬貨を投入し、ボタンを操作し、クレーンを動かし景品をゲットする――。この一連の動作に「座標・ばね・重心・てこの原理・振動・力の合成と分解・摩擦力・電磁誘導・位置エネルギー・確率」といった、様々な物理の基本が詰まっています。ゲームの仕組みや景品ゲットまでの悪戦苦闘を描きながら、物理の基本に触れていく、オモシロ物理学入門!

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Posted by ブクログ

何かのテレビ番組のクレーンゲーム特集でちらっと紹介されて、気になったので購入して読んでみました。

まず、本書は直接的な、クレーンゲームの攻略本ではない。多くの人がプレイしたことがあるクレーンゲームの現象を通じ、物理学の視点から解説するというものである。

こう書くと難しいものに受け取られるかもしれないが、クレーンのハサミのしくみや、ぬいぐるみが転がっていく現象などなどに、文系で物理未履修の私でも分かるくらいに分かりやすく、物理学的な解説を加えていく。クレーンゲームをしていて、なんとなく頭にあったもの、感じていたものが本書により言葉を与えられ、物理学的に理解できたと共に、そういう仕組み、そういう物理的な理屈があるのなら、これこれこういう攻め方もできるのではないか?と考えるヒントを得られた。

繰り返しになるが、クレーンゲームの直接的な攻略本ではない。しかし、間接的な攻略本であり、考えるヒントをくれるものであり、より、クレーンゲームを楽しめるようになる、そんな一冊で、読んでよかったと思います。

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2025年08月03日

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