【感想・ネタバレ】予幻のレビュー

あらすじ

好評ハードボイルド・シリーズ
〈ボディガード・キリ〉第三弾!

保護対象:岡﨑紅火(べにか)大学院生、女性。
世界の未来を握る娘をキリは護れるか!?


本名・年齢不詳のボディガード・キリは、
以前の案件で知り合った大物フィクサー・
睦月から依頼を受けた。
警護対象は岡崎紅火、東亜文化大学の大学院生だ。
父親は先日病死した香港シンクタンク『白果』の
主宰者・白中峰。
生前『ホワイトペーパー』と呼ばれる『白果』
会員向けの文書で、近未来の国際情勢を
驚くほどの的中率で予測していた。
紅火の母・静代は、『白果』に保管されている
多くの機密書類と未発表の『ホワイトペーパー』
を娘に託し、中国公安部の家宅捜索前に
日本へ持ち出させたが、その後連絡が取れず、
何者かに拉致された可能性が高い。
さらに中国のみならず、欧米の情報機関も
『ホワイトペーパー』獲得に動いているという。
睦月の依頼は紅火の護衛と機密書類の保護。
『ホワイトペーパー』を狙う各国の情報機関から
キリは紅火を護れるか?

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Posted by ブクログ

主人公は本名・年齢不詳の凄腕ボディガード・キリ。
キリは命を奪われそうになるトラブル時に、大物フィクサー・睦月に救われ命拾いをする。
その睦月から、女子大学院生の岡崎紅火を警護して欲しいとの依頼を受け、キリは命を救ってくれた恩義もあり了承する。

岡崎紅火は、香港のテレビ局でニュースキャスターとして人気のあった白中峰と、日本人の岡崎静代との間に生まれた。
1997年の英国から中国への香港返還を機に、国際政治・経済事情に精通した白はニュースキャスターを引退して「白果」と称するシンクタンクを設立し、各国政府に情報を提供するようになった。
その情報の精緻さに、「白果」が出す「ホワイトペーパー」は価値を増し、香港同化政策に批判的な白に対して中国政府は弾圧を示すようになった。
その白が病死し、これまでの「白果」の資料や未発表の「ホワイトペーパー」の存在が俄然注目されるようになる。
各国の政府を筆頭に、一攫千金を狙う組織を含め、「ホワイトペーパー」の争奪戦が始まる。
この危機に、白の娘の岡崎紅火は「ホワイトペーパー」を日本の安全な処に隠すのだが、香港に留まっていた母親の岡崎静代は中国政府に拐われた疑義が生じる。
「ホワイトペーパー」獲得を狙う組織から岡崎紅火と「ホワイトペーパー」を守るため、キリがボディーガードとして身体を張る姿が描かれている。

複数の団体が暗躍し、とても複雑な内容なのだが、なかなか混乱の真相が見えてこない物語となっている。
よくぞここまで大沢在昌氏は複雑な絵が描けたなと驚くのだが、結末は想像だにもしないところにあった。

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2025年12月22日

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