あらすじ
手紙を通して出会い、今は夫婦として確かな絆を持つ、紗恵と百生家当主の成実。京で《反魂(はんごん)の種》という悪しきものが顕れてしまい、紗恵は百生邸に、成実は京にいた。紗恵は成実の力になろうと動くが、なぜか先代・香純に「なにもするな」と釘をさされ・・・? 一方、成実は悪しきものを祓う最中で、絶体絶命の状況に! 離れていても「心を共に」と想い合い、再会を願う二人は――!? 人気の和風シンデレラ第四弾!
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Posted by ブクログ
成実と紗恵の絆が深まる中で
悪しききものを祓うために離れ離れになった2人。
遠く離れていても心は繋がっている2人に美しいものを感じた。
お互いのことを善意で受け取り会えることは本当に素晴らしいと思った。
"うつせみの君が、彼女との日々を振り返りながら、過去の…思い出のなかにいる彼女へ宛てたもの"
そんなにも真っ直ぐに思える愛情は素晴らしく素敵で素晴らしく怖いとも思った。
確かに自分にとっての唯一の人は誰にも変わることの出来ないものだけど、死んだ人を生き返らせても側に置きたいという気持ちはわからなくはないけれど、それは違う気がした。
どんな形であれ命の時間は有限だからこそ美しいと思う。
しかし、命の時間が無限となると大事に大切にしてきたモノが崩れてしまうのではないか、と恐怖すら感じる。
うつせみの君は、悲しみの闇に負けてしまった人なのだ、と感じた。