【感想・ネタバレ】かくして少年は迷宮を駆ける１ 強欲の迷宮と借金まみれの新米冒険者のレビュー

あかのまに / 深遊

迷宮大乱立時代。あらゆる経済が迷宮都市を中心に回り、我もまた栄光を掴まんと人々が迷宮踏破に夢を見る世界。
少年ウルは窮地に立たされていた。
一．借金を残して親が他界
二．妹が借金の担保にされる
三．買い戻したいなら金貨一〇〇〇枚
金もない。地位もない。力もない。
理不尽を超えるための何もかもを求め、全てを打開するため、迷宮で出会った魔法使いシズクと共に少年は迷宮へと足を踏み入れる。
迷宮を踏破し、魔物を倒し、賞金首を刈る。
地道にコツコツ実績を――などと言っている暇はない。
嵐のように迫る試練を乗り越え、凡庸な少年は迷宮を駆ける！

[おでん · ★★★★★]

面白かった！
王道の展開で進むかと思いきや、途中で予想外の展開もあったり、やっぱり王道の熱いバトルもあったり。
仲間は特別な才能があるけど主人公は平凡、という設定は最近では逆に新鮮に感じます！平凡だけど光るものがあるのって、ワクワクしますね。
楽しい設定がたくさん出てきますが、中でも話の途中でちょこちょこ出て来るゲームっぽい演出がたまりません。
「戦闘開始」「〇〇を手に入れた。」「〇〇を覚えた。」というような表記に、かなりくすぐられてしまいました(^^)

＃カッコいい ＃アガる ＃スカッとする