あらすじ
「この社会は女性たちに、あまりにも長い間、あまりにも厳しく妻として、母親として生きることのみに意味を与えてきた――」
世界トップの少子化が進み、独身税の導入までささやかれている韓国。
そんな社会で、かつて結婚に憧れた著者は一人で生きる選択をする。
カウンセラーとして働き、自分の時間を過ごす中で、内なる声に耳を傾けることが大切だと気づく。
非婚女性たちにやさしく寄り添う温かいエッセイ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今を生きる非婚女性たちへの応援歌のような本。
著者は決して結婚を否定してはいない。結婚・非婚に限らず自分らしい生き方を、女性自らの意思で選ぶことができる社会であってほしいと。同感である。結婚しないと格下とは言わせない。結婚はあくまで選択。自分で自分を愛し、生きていく。そんな女性たちにとって本書の存在は大きい。
Posted by ブクログ
非婚女性ではないけれど、いつひとりになってもおかしくない"子ナシ女性"ではあるので、共感や何か得られるものがあるかなと手に取りました。
結婚していても、子供がいない、作らない、というだけで、周りから傷つく言葉をもらったことも多々あります。
こういった本は過去にも何冊か読んでいるので、真新しいものはなかったけど、「ひとりで幸せでいる」ための信念や覚悟をまたひとつ積み上げることができたかなぁと。
結婚してるから幸せ、子供がいるから幸せ、いい仕事に就いてるから幸せ。
幸せだと感じる条件を、他者に求めているうちは、きっといつまでも、本当に満たされることはない。本当の幸せは感じられない。
私が私で在ることが幸せ。
私を幸せにできるのは私しかいない。
自分の人生、自分の幸せに対して、
自分自身で責任を持つ。
もちろん、
その土台にあるのは
自分に関わってくれた様々な人への
感謝の気持ち。