【感想・ネタバレ】秘密の古代ギリシャ、あるいは古代魔術史のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ギリシャ関連と著者である藤村シシンさん、どちらのことも好きなので発売前から予約していた。
心踊らせながら読んでいるうちに引き込まれていって、終章を読み終わって放心した。
ギリシャにも魔術にも興味なくても楽しめると思う。

0
2024年05月08日

ネタバレ 購入済み

面白い!でもそれだけじゃない

古代ギリシャ界隈で有名な藤村シシンさんの最新作。

「こういうマジカルなの好きでしょ?」「ちょっとしたエロ(グロ)もあるよ?」と興味をひいておいて、歴史学・考古学のアカデミックな資料から魔術というものを紐解いていく。
前作同様、面白い文章でどんどん読む者を惹きつける。

ただ今回はテーマが【魔術】。一抹の不安があった。
「はじめに」や目次で提示されているように、最終的には魔術の正体にたどり着くことになるという。
最終章にはどんなどんでん返しが待っているのか。
残酷な現実を突きつけられるのではないか。
”魔術なんて存在しない”あるいは”魔女とみなされた人間は無残な最後を遂げた”とか…
そんな結末をうっすら覚悟しながら読み進めていった。
でも違った。最終章には希望すら感じた。
残酷な現実は承知の上(この本を手にするぐらいの者は既に十分知っているはず)だからこそだ。
魔術の本質・正体が本書のとおりであるなら魔術とは人間賛歌そのものだ。
読んでよかった。

#笑える #深い #タメになる

0
2024年05月06日

「趣味・実用」ランキング