あらすじ
重版を重ねた「猫の診察で思いがけないすれ違いの末、みんな小刻みに震えました」で話題のやーこの第2弾がついに登場。
なぜか不思議なことは電車でよく起きるので、今回は電車ネタを豊富にラインナップ。
「スマホの調子が悪くなり調べてもらいに行ったら恐ろしい事になっていた話」や「夜道で声をかけられて振り向いたら血の気が引いた話」「電車で赤子が泣き出して謝る母親を援護したら怖い目にあった話」など人気作の他、やーこの愛猫への思い溢れる長篇など書籍のために書き下ろした新作も10篇以上収録。
挿絵は第1弾に続き栖周が担当。笑いの起爆剤となる迫力あるイラストで書き下ろし作品を盛り上げる。
本作ももちろん、最初から最後まで笑いしかない1冊に。笑い9割、戒め1割の全40篇をお届けする。
声を出して笑っていただくのは光栄ですが、心配な方は周囲を確認してから読むことをおすすめする(気にしない方はそのままお読みください)。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
相変わらず面白い。1回笑ってしまうと追い討ちをかけるように次々と笑いの波が襲ってくる。電車の中では読まないようにしたい。
ここまで来るともうフィクションなんだろうなと思いつつ、作者の絶妙な言葉遣い、有り得ないだろとツッコミを入れてしまうようなシチュエーションも、リアルに想像できてしまう。
ファミレスで肉を喰らう作者が、『わが子を食らうサトゥルヌス』そのものであったシーンなど、絶対に現実に出会したくない(笑)。しかもクレーマーおじさんの身体を狙っているような発言が追い討ちを掛けてくる。
電車の中にいる人は不機嫌な人が多いと思う(プライバシー空間の少なさや他人の汗、臭い等で皆滅入っているため)。中には怒鳴り散らす人もいるだろう。
しかし、作者にかかればこれらの不機嫌な人たちも皆恐れをなして逃げていくだろう。作者に助けられた人も怖い思いを多少することになるだろうが、作者がいれば電車内のギスギスも解消されること間違いなし。