【感想・ネタバレ】10年後のハローワーク これからなくなる仕事、伸びる仕事、なくなっても残る人のレビュー

あらすじ

いまの仕事の未来に、
不安はありませんか?

AI研究のトップランナーが予測する
10年後の仕事、社会、そして生き方!

不可能と言われ続けてきた電気自動車の普及を
成し遂げたイーロン・マスク。
対話型AIの代名詞として
世界を席巻するChatGPT……。

いま、私たちを取り巻く環境は、
大きな変化のときを迎えています。

「当たり前」だと思っていたコトやモノ・思考が、
もはや時代遅れの遺物と化し、
AIを中心とした世界がいよいよ
動き始めています。

ただ、まだ多くの人は
「なんとなく不安」の状態で
いまを過ごしているのではないかと感じます。

ですが、もうそう遠くない未来に、
いまある仕事の8割はAIに
置き換わると言われています。

すでに、コンビニやスーパーでは
レジの無人化が見慣れた光景となり、
ZOOMなどを介して、
オンラインで商談や会議を
することが当たり前になりました。

そんな小さなAI化の積み重ねが続き、
あるときその事実を自覚したときには
あなたが「AI失業」の対象として
その憂き目にあってしまうかもしれません。

では、どうすればいいのでしょうか。

本書は、なくなる職業、伸びる職業を予想し、
また、どんな思考を持てば生き残れるかまでを、
AI研究の専門家であり、
経営者としても活躍する
川村秀憲教授が解説をしていきます。

AIが人類を超える日は早まっています。

わかり切った未来から目を背けるのはやめ、
この本でこれからとるべき道、
必要なスキルや思考を身につけ、
自分がこれから歩むべき道を定めていってください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

正に「世間での相対的な位置づけ」で進路を決め、コツコツと好きでもない勉強を頑張り、偏差値の高い大学に入り、優良企業と言われる会社に潜り込み、毎日興味のない仕事に追われ、しかも落ちこぼれているのでグサッとくることばかりだった。
最近は自分の好きなことすらよく分からず、有休を取っても何をしたいのか分からない末期症状にある。
子供は中学受験の塾に入れたが、果たしてこれで良いのか悩ましい。

かと言って、好きなことを好きにやったら良いと言われるとクリエイティブな方向に向かう人はごく一握りで、大半の人はコンテンツやサービスの消費に終始してしまうのではないかとも感じる。YouTubeを好きに観られるようにすると、大半の子は工夫してYouTuberになるのではなく動画をぼーっと観て過ごすようになるのではないだろうか?
意思決定する仕事は残るものの、意思決定を下せるようになるための訓練の過程はAIに置き換わるとなると、意思決定する層を社会としてどう育てるのか?
また、AIの重要性が増すということは日本にとってはデジタル小作化がさらに進むのではないか?
本書には言及はなかったが、究極的には子供を産み育てるだけが人間に最後に残された聖域なのではと思わされた。
やりたくないことを無理してやらなくても良い世界が訪れるなど、全体としては楽観的な論調で書かれているが、自分も社会を回していくために必要とされない人に分類されていくのだと思うと気が滅入った。

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2025年01月20日

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