あらすじ
超常現象の使い手にして戦争の道具である『情報師』。平凡な情報師ツシマ・リンドウは、没落貴族の娘ホーリーをバルガ帝国から亡命させる仕事を請ける。しかしそれは、渦巻く陰謀の始まりであった――
二人の逃避行は帝国正規軍だけでなく、帝国最強と名高い情報師『六帝剣』までもが襲撃してくる過酷な旅路となる。ただの没落貴族を相手に動き出す強大な力と影。その訳はホーリーの隠された正体にあった。
圧倒的な強敵、幾重にも渦巻く陰謀、蘇る過去の因縁。膝を折るには十分すぎるほどの絶望。だが――それが、どうした?
取引の関係でしかなかった二人が最後の誓いを交わす時、全ての絶望は消え失せる!
騎士というにはあまりに遠い、異端の騎士物語。ここに開幕!!
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Posted by ブクログ
ツシマが実は強キャラだったという王道展開があつかった。またこの作品が作者が高2のときに考えた物語をリブートしたものであるとあとがきにかかれてありロマンにあふれていた。
Posted by ブクログ
ストーリーは好みだった。戦闘シーンが多いのも良い。なんとなく往年のハリウッドアクション映画といった雰囲気があるので、そういった作品が好きな人はハマるかもしれない。
ただ、文章をきちんと読み進めようとすると、至る所で躓く。どうやら私には文体が合わないようだ。イメージが絶妙に違う単語が一文中に重ねて書かれているので、一瞬頭の中に「?」が浮かび上がる。
ボーイミーツガール物でもあるので、ルプスとツシマの関係性が進んでいくのはまぁ良いのだが、ルプスの感情が表面的というか、物語の進行に合わせて都合よく変わりすぎなような印象も否めない。とはいえ、極限状態の人間なんてこんなものか。
途中から文章をじっくり読むのは諦めて、雰囲気で斜め読みしたら面白く読めた。最後のルプスの言葉が物騒だったのには笑った。あとはツシマの覚醒したシーンかな。二重人格ぽさがあったけど、どうなんだろうか。
全体的に厨二心くすぐられる感じであった。
Posted by ブクログ
献本プレゼントで当選。情報師と呼ばれる職業があり、亡命を試みる皇女の護衛をする物語。情報師とは頭の中でコードを生成し、それを事象として発現させる事が出来る人で、所謂魔法使いみたいな感じ。中学生の頃、ラノベ好きの友達から借してもらって、それぞれの世界観にワクワクドキドキが止まらなかった感じを思い出した。最近ラノベはシリーズ物ばかり読んでいたので、すごく新鮮な読書時間だった。まだまだ続きそうな雰囲気もあり、続編出るなら、ぜひ読みたいと思う。