【感想・ネタバレ】いちばんでんしゃの うんてんしのレビュー

あらすじ

中央線、下り一番電車は、東京駅4時39分発、高尾行。一番電車の運転士は、4時前に東京駅の事務室から中央線ホームに向かい、電車を運転する前の大切な仕事「出区点検」を行います。運転台の機器だけではなく、台車や連結器、客室内の設備など、ひとつひとつ点検。そしてお客さんが乗車しドアが閉まると、いよいよ出発です。運転士の仕事はもちろん、すれ違う電車、駅や周囲の風景など楽しみながら高尾駅までどうぞご一緒に。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

せがまれての電車の絵本です。



うちの子は電車が載っていれば
何でもとりあえずは興味を持ちます。
だから基本的にはオッケーなのですが
のめり込むまでには至りませんでした。

運転士さんの起床から一番電車の終点までの
過ごし方がわかるという
私にとってはおもしろい内容でした。
私の鉄分はそんなに濃くなくて
JRユーザーではない都民です。
それでも東京駅からの新宿駅の風景は
それなりに知っていて「わかる」感があります。
三鷹駅で明るくなって
おじさんがあくびしている横を通り過ぎ
富士山が見えると
(中央線では冬以外にも見えるのかな?)
知らない土地でもあっても
街が動き出したことを感じとれます。
スズメやネコが朝を歓迎して
犬の散歩も始まれば
読者も知らず知らず1日の始まりが
うれしくなりますね。

西国分寺駅では乗り換え客を待って
立川駅で取り戻して
八王子絵を経ての高雄駅到着です。
鉄分濃いと西国分寺駅は何線が通っているとか
うれしくなるのかな?!

就学前だと読み聞かせが多いわけで
この文章量と専門用語は
ちょっとめんどうですね。
鉄道に関心のないママさんなんかは
専門用語のひらがな表記にイライラするかも。
専門用語、時計、路線図などを考えると
小学校低学年くらいからが適していて
自分で主体的に読むことが望まれますね。

私にはとてもおもしろかったけれど
出版社が想定している具体的なターゲットが
どこらへんなのか知りたいです。
幼児にも小学生にも読んでもらいたくて
専門用語をそのままひらがなにするとか
欲を出していて
最適な構成ができていないように感じます。

0
2019年10月11日

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