【感想・ネタバレ】魔女と猟犬 1巻のレビュー

あらすじ

使命はただ1つ。7人の魔女を集めること――。
女王アメリアの率いる竜と魔法の国≪アメリア≫が≪魔法≫という超常の力を独占し、他国への侵略を繰り返す中、その魔の手は火と鉄の小国≪キャンパスフェロー≫にも迫りつつあった。――このままでは、キャンパスフェローは滅びてしまう。国の存続のため、領主≪バド・グレース≫は、数々の恐ろしい逸話を残す凶悪な≪魔女≫と呼ばれる者を仲間に引き入れる奇策に打って出ることに。あらゆる殺しの技術を叩き込まれた暗殺者≪黒犬・ロロ≫を率いて、第一の魔女≪鏡の魔女≫を仲間にすべく動き出すのだが――。鬼才カミツキレイニーが紡ぎ、ツカハラ ミノリが美麗に描く、ダークファンタジー巨編堂々開幕!!
(C)カミツキレイニー・LAM/小学館┴(C)2024 Minori Tsukahara

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設定は良い

不気味かつ最強の「魔女」の存在はかなりいい感じ。
暗殺者としての「黒犬」も悪くはない。
という事で、基本的な設定自体は良い感じ。

一方、その黒犬のキャラや周囲の人物のキャラはちょっと軽く、またありきたり。
隣国との交渉の場面も都合が良すぎ、違和感が残る。

そして絵。
キレイではあるのだけど、全体的に軽く、重厚感や暗さがない。
戦闘シーンも同様。
変な武器も強そうに見えない。

という事で、1巻冒頭の期待度はどこへやら、中盤以降は平凡な作品になってしまっている。

あともう1点。
この作品、全4巻で「完結」となっているが、試し読みだけをする限り、4巻の段階でも1巻ラストの数日後の状況にすぎない。
つまり、物語全体の導入エピソードしかマンガ化されていないという事。
これで読み続けても、消化不良になるだけだと思う。

この点でさらに評価を1つマイナス。

1
2025年09月13日

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