あらすじ
《別れても会えなくなっても見えずとも一度出会えばずっと祝祭》
《天秤にあと少しだけ花びらが降ってきたなら変わる人生》
《百年後、朝の海辺で待ってます。この約束を愛と言いたい》
中村森の第一歌集。
監修:千種創一(歌人・詩人)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
恋心や目に映る風景を、こんなふうに切り取って言葉にできたらどんなにいいだろう。
そんな憧れを抱かせてくれる短歌集。
これからも何度も読み返したくなると思う。
シンプルだけど目を引く装丁も素敵。
好きという心通さず見てみたい傘を忘れて濡れる姿を
月を見て思い出さない誰のこともそれはとっても自由だったよ
肯定は君の壁だと気づかずに岩に描かれた薔薇は香らず
〈祈るから救われる〉ではないだろう救いがないから祈り続ける
帆を揚げる会いたい人に会いに行くそれはほとんど生きる意味だ
切なくてキラキラしていて、心がギュッとような素敵な言葉が散りばめられた詩がたくさんありました。
少ない言葉でこんなに感情を伝えられる短歌ってすごい。
いや、むしろ少ないからこそ伝わるものがあるのか。
これを読むと、百人一首の時代から、人の心って案外あまり変わってないんだろうなと思う。
Posted by ブクログ
日常の記憶をこのように表現できたら、
どれだけ目の前の景色が美しく見えるのだろう。
そう思わずにはいられない言葉の数々
作者の綴った情景を自由に想像しながら
読み進めるのがとっても楽しかった。
Posted by ブクログ
本当によかった
心のお守りになる短歌がたくさんあって、気持ちが落ちた日、意味もなく悲しい日に何度もひらく歌集になると思う
好きな短歌はたくさんあるけれど、「絶望に甘えたくない絶対に 祈りを閉じれば呪いが開く」はこれから何度も思い出す短歌だと思う
Posted by ブクログ
燃える星 縁もゆかりもない丘で風車のような構造の
僕
暖房で乾燥してる部屋にいて命と交互に光る炭酸。
夜の海 唯一字幕が光ってて椅子に座れば深々沈む
音ならばあの夏に出し切った糸しか持たない風鈴の果
て
光透け触れば傷む花びらをランプのように灯す夕焼け
このほかに17個お気に入りがあった。あとは、あとがきもすごくよかった。
Posted by ブクログ
光の粒みたい
自分の中のエモーショナルなところにぽろりと染み込んでくる
短歌、文字が少ない分自分の過去の感情を直で炙り出してくるの すごいな…