あらすじ
王子ロイドは魔法の天才で、絶世の美少女を婚約者とし、のんびり研究三昧の日々を送っていた。だが、魔法を軽んじる父王がロイドを廃嫡してしまう。意趣返しにロイド達が仕掛けた悪戯で王宮が火事に！ 他国への逃走劇が始まる。
不幸体質の修道女と合流し、冒険者に身をやつして旅をするが、ロイドは王宮内と変わらずマイペース。邪魔なハーピーを一瞬で殲滅、飛空艇をハイジャク……と、道中出会った伝説の冒険者も驚くやりたい放題の旅は続き……？
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個人的に一番はコレ
出雲大吉さんのラノベは、どれも面白いですが、個人的には本作が1番好みです。
全体的に水準が高く、よくまとまってます。作者の実力を感じます。
国独自の男女観や貴族観が設定の前提にあって、それがきちんと守られてストーリーが描かれていて、かつ物語や人物像に深みを出しているところが素晴らしい。
軽い雰囲気で描かれながらも、薄っぺらくならないのは、この辺りをしっかりしているからだろうと思いました。
２巻も面白かったし、今後も期待してます。
