あらすじ
「引き出し接客」をマスターすれば、お客さまに寄り添いながら必要な提案ができるようになります。
何でもネットで購入できる時代。あえて接客を受けようとするお客様の心理は、自分の中にある「買う理由」を知ること。
百貨店勤務時代には接客大賞を受賞し、自身の経営する自宅サロンのリピート率は90%以上、月商は100万円超を達成した著者が贈る「引き出し接客」、それは――
質問することによってお客様自身も漠然としていた購入の目的に気づいてもらうこと。
質問するだけなので、会話や売り込みが苦手でも、商品知識に自信がなくても、成果が出せるものです。
実際、著者が運営するサロン経営講座では、受講生さん達が次々と素晴らしい成果を出されています。 一例を挙げるとこんな感じです。
・クーポンサイトからのリピート率が90%を超えたセラピスト
・体験会からの成約率が90%以上になった書道教室の先生
・たった2か月で売り上げが10万円から160万円以上になった婚活カウンセラー
・妊活中にオンラインでセールスをして20万円の講座が売れたセラピスト
・初回体験レッスンからの成約率が99%以上になったパン教室の先生
・4か月で1000万円以上売り上げたスピリチュアルカウンセラー
・初回体験から50万円以上の講座が売れた子育てコーチ
彼女たちも最初は「セールスに自信がないんです」「どうしても売り込めないんです」という状態でした。しかし、そこから、みるみる成果を出されていきました。
まさに、売り込まなくても選ばれる、優しい人のための接客術なのです。
表面的に「共感」するだけでなく真にお客様のことを「理解」し、購入につなげる本書のメソッドで、接客業に携わるすべての人が、売上やリピート率を上げるお役に立てれば幸いです。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
接客力を、会話という技術からUPさせることを目的とするのであれば、なかなかここまで詳細に丁寧に書かれた本は他には無いだろうという程細やかに書かれていて、非常に参考になった。
その、接客という「たった一度の本番」を迎えるにあたっての心構えや、ロールプレイングをとにかくしておいて練習すべき、など、根本的に真剣に接客業に向き合いたい方にはとても良い本だと感じる。
私が引っかかった★-1は、
肝心の著者の敬語や言い回しと、日本語がやや変なこと(例:お客様「夫が喜んでくれそうですかね」
スタッフ「夫さん、なんて言ってくれそうですかね」←???(笑)(笑)夫さんって何?(笑)喜んでくれそうって言ったやん。ってなる(笑)
忙しいと断ったお客様に対して、「結構うちのクライアントさんも忙しい方が多いんですよね~、介護とかお子さんがいたりとか。そういう人でも月2回は通ってるんですよね~」←イヤミにしか聞こえないし、ましてや忙しさの価値観は個人差があるから、個人的には絶対に言ってはいけないと思う)と、
気の弱い押し売りができない販売員に向けて、と強調しているが、結構客観的に見たら著者は充分ゴリ押し接客タイプであること(笑)かな。
引き出してるというよりは、誘導尋問(時に詰問に近い)なところがやや引っかかるが、
それをこちらが判断して、ここは真似しない、と取捨選択したとしても、充分に読む価値は感じられた1冊。