【感想・ネタバレ】春画で読むエロティック日本のレビュー

あらすじ

春画沼にハマったOLによる本格的考察!
著者は、運命的に出会った葛飾北斎の『蛸と海女』に
魅せられ春画の世界へと足を踏み入れた。
以来、私財を投じて春画を集め、しばしば身体を
張った独自の研究を続けている。
そのアカデミックな考えに縛られない現代的な
視点を交えた解説は、近年ますます注目され、
活躍の場を広げている。
今回は、江戸の性風俗を語るうえで欠かせない27の用語を
それぞれにちなんだ春画とともに紹介。
「おおらか」という言葉で括られがちな江戸の性の善悪の機微や、
当時普及していた迷信、習慣、流行グッズなどの実態を、
時に実験を交えながら解き明かしていく。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

2024年、祥伝社文庫。
ブログのとんとん日記で紹介され、entry-12836793560.html、映画化もされた新書。
江戸時代春画や道具などを研究する女性の力作。江戸時代の文化はこの分野でもすごい。

0
2024年08月01日

購入済み

おもしろかった

春画のルーツを知ると、この国のすけべな漫画の文化は
脈々と受け継がれてきた文化なんだと知ることができました。
面白かったです

#深い #シュール

0
2024年07月07日

Posted by ブクログ

 春画をより深く味わうための図中用語を解説した一冊。
 春画を観たときに周りに書いてある文字が読めなかったり、言い回しに「なんのこっちゃ」となることがあったのでそういう意味なのかと納得できるものもありました。
 とくに浮世絵に描かれる男女の表情がのっぺりとしているものとかは感情が読み取れないことが多く、こうして言葉の意味を知るとクスッと笑えるものもあって楽しめました。
 実証や今の医学を交えた当時の性情報に対する批判的な眼差しもあり、ただ懐古主義的に春画を楽しむのではなく知的好奇心をもって楽しんでいる作者だからこそ深く学ぶことができました。

0
2024年09月12日

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