あらすじ
血濡れの悪鬼、首狩り皇帝――そんな異名を持つ皇帝ユディングのもとに嫁ぐことになった十五歳の幼い姫テネアリア。
しかし彼女は恐れるどころか、心の底から凶悪顔の大男を愛していた。
“初めて会った”にもかかわらず。
移動時には抱っこをせがみ、食事は手ずから食べさせ、笑わない男も次第に幼妻に絆されていく。
けれど彼女には、秘密があって――!?
【電子限定特典付き】
書き下ろし短編『妃殿下の〇〇〇〇〇日記』を収録!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
つまり、どういうことだってばよと終盤の混沌ぶりにこちらが混乱した。
結局、味方だと思っていたキャラが実は……で、敵かと思っていたキャラが実は……ああ、説明がめんどい!
陛下も匙投げるレベルだったよね。
そんな中、最後までブレなかったのは、テネアリアの陛下への愛と陛下の性格か。
いや陛下も最終的には妻を溺愛するキャラへと変化はしたんだけども、根っこの部分はぶれていないのでセーフ。
とにかく説明の難しい物語。
読んでいて楽しかったけど、同じだけ疲れました。
どのキャラも濃い。
というかクセが強い!
裏の顔もち多過ぎて頭痛がしてくるレベル。
しかも、暗躍していた奴らにざまあ展開がなく、寧ろ開き直って出てくるスタイルなのでスッキリとはならない。
最終的に敵はいなかったのよ、という話になるので。
え、ありなの、その展開……
取り敢えず、二重スパイだった彼と今回の騒動の黒幕には雷落として欲しかった。
でないと、この胸のフラストレーションが解消されないのです。
もしくは胸焼けに近いもやもやが、晴れない。