【感想・ネタバレ】謎解きはどこにある 現代日本ミステリの思想のレビュー

あらすじ

名脇役の40周年記念イベントに異変の予兆……
リハーサル現場に立ち会った私立探偵・紅門福助の推理は冴える?
トリック、ロジック、ギミック満載の本格エフェクト【特殊効果】が炸裂!

数多くの「死に役」を演じ「ダイプレーヤー」と称された役者・忍神健一。その役者生活四十周年を記念するセレモニーを開催することに。それに乗じて役をもらおうと集まる一癖も二癖もある役者の卵たち。イベント準備中、不可解な事象が続くなか足跡のない雪のバンガローで関係者の変死体が発見される。

本格以外の世界にももまれ、未踏の冒険を経てきた霞は、ひときわ逞しく、より自由な破家者となって帰ってきた。その新たな力を得た腕試しといわんばかりに、今までのシリーズ作品以上に丁寧で整備された圧巻の解決編を作り上げてきたが、やはり本書の目玉は紅門が遭う最厄にある。だって誰も自分の代表的な探偵役をこんな最厄な目に遭わせようとは思わないでしょう?(解説より:嵩平何)

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Posted by ブクログ

現代ミステリ論で1番私の実感に近かったかも。特殊設定ミステリとキャラミステリの台頭から探偵という存在の本質の変化に繋がっていくのが面白い。論の中心には来ないのに存在感を放ってる西尾維新が良き。

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2025年05月04日

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