あらすじ
離職しないでOK! 同居しないでOK! お金がなくてもOK!
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要介護の母を持ち、遠距離介護を実践中の柴田理恵さんが3人の専門家に聞いた――!
これから介護に直面する人に必ず役立つ“知っておきべき&やっておくべき"こと! !
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高齢のご両親を持ち、
近い将来直面するだろう親の介護問題を前に、
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●仕事を辞めて地元に帰るべきだろうか?
●親と一緒に住んで介護すべきだろうか?
●施設入る場合、良い施設はどう見分ければいいのか?
●介護費用はいくらかかるのか?
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と、内心不安を抱えていらっしゃらないでしょうか?
とはいえ、
・今の家族との暮らしもある
・お金の余裕なんかとてもない
・仕事を辞めたら生活が立ち行かない
……という方がほとんどでしょう。
では、少子高齢化の加速、子ども世代の賃金の伸び悩み等、
親の介護で子にかかる負担が著しく増加する中、
親子共倒れにならず、今の暮らしを守りながら、
最善の介護をするには、どうしたらいいのでしょうか?
本書では、“遠距離介護”を実践中の柴田理恵さんが
「どうすれば離職せずに介護できるか 」
「遠距離&在宅介護でどこまでできるか 」
「施設入居する際、どこで良悪を見分ければいいか?」
「介護保険はどう利用すればいいか?」etc.を
【遠距離介護の専門家】【在宅介護・医療の専門家】【介護のお金の専門家】に質問して、教えてもらいました。
センシティブなテーマではありますが、
これからの時代、避けては通れないことばかり……。
柴田さんと一緒に、初歩から
“令和時代のしんどくならない介護のやり方”について、学んでみませんか?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
家族が、まさに遠距離介護の入り口に立ったところで、読み始めた。私は気が楽になったけれど、家族はそうでもないみたいで、そのあたりは性格の違いなんでしょう。
Posted by ブクログ
体験を踏まえて分かりやすく介護に必要な知識が書かれている。介護福祉士、そして地域福祉の助け、遠距離での介護など自分1人で介護しなくてはいけないと思っていたので仕事を辞めなくても大丈夫と知り少し肩の荷が降りる。
Posted by ブクログ
親の介護はまだまだ先の話だけど、遠距離で介護ができるものなのか気になって手に取った本。読んで良かった。漠然とした不安がある親の介護だけど、遠距離でも周りのサポートを受ければやりようはあるということ、自分の生活を犠牲にしてまで介護をしない方がいいということ、いろいろ勉強になった。
Posted by ブクログ
この本を読むきっかけとなったのは、
『「親をたくさん褒めてあげたい」が、柴田理恵さん流介護』
という2023年12月14日の日経ビジネス電子版の記事であった。
あと1年早くこの本に出会えていたらと悔やまれる一方で、要介護となった親と自分の距離は大きく間違ってはいなかったことが分かり、少しだけほっともした。
「どんなに介護が長引いても疲弊しない距離感を冷静に見定め、介護のプロや親戚、ご近所さんなどの力も借りながら自然で無理のない関わり方を見つけることが大切」
Posted by ブクログ
地域包括支援センターとの関わりかたが具体的で、金銭の提示も具体的で分かりやすかった。子供たちに「将来的にはこれを参考にしてね」と、話しました。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて読んだ。まず窓口となる地域包括支援センターに相談することとあって、一年半前に相談したのはまあ間違いではなかったのだなとちょっと安心。親に介護が必要となったときに、今まで遠距離に住んでいた子供が仕事を辞めて実家に帰って親を介護することのデメリットを書き、遠距離からでも親を支援できる方法を説いた本。暫くでも日本に帰ったほうがいいかなと(ちょっと)思っていた身としては帰らなくてもいい方向に押してくれた。
先日まで5週間イギリスに滞在したが、2日に1度は老人ホームに一時滞在している姑を訪ね、今後のことを義妹夫婦と相談する毎日だった。来月後半には日本に行って、東京の弟達と福岡に住む両親のことで相談する予定。とりあえず日本の介護はどんな制度になっているのかだけでも知れて良かった。
Posted by ブクログ
ただの体験談ではなく、介護の専門家との対談で具体的な制度や施設についての説明が多くされており、教科書としても有用である。
自分の親の介護はプロの介護士でも難しい
→だからこそ介護が必要になった時点(深刻化する前の時点)で外部の機関や団体と相談することが最も大事だと分かった。細かい知識については、本当に必要になったときに改めて読み返して確認したい。
Posted by ブクログ
柴田理恵さんの実体験している遠距離介護の話。
親が遠方にいて、元気なうちはいいけど何かあった時に必ず悩むことだし、今のよくあるパターンだと思う。
結論からいうと、親の意向をよく聞く→残りの人生をどう生きたいのか、どこで生きたいのか。
周りの専門家に相談する。
人によって違うから、正解も人それぞれ。勝手に思い込んで動くのではなく、親の大事にしていることをよく聞いておかないと逆効果になることもある。
Posted by ブクログ
誰のための介護 子だから、家族だからって理由で、介護をしなければならないって追い詰めないで。
そう言いたいのはわかるけど。その呪縛を自力で取り払うのは難しい事だと思うし、ヤングケアラーの問題があるし、生活保護を受けられない人もいたり。地域包括支援センターに相談して解決するのか?かなり疑問。
この本の情報だけだと、介護倒れを助けることはかなり厳しいのじゃないかと思えてしょうがない。