【感想・ネタバレ】大学の先生と学ぶ はじめての地理総合のレビュー

あらすじ

「地理は覚えることが多すぎる」「結局地理は暗記科目」そう思っているあなたに朗報!
「地理的見方・考え方」と呼ばれる地理の本質(本書ではたったの三つ)をつかんでしまえば、ロジカルに・楽しく理解することができるようになりますよ。

「学者の書いた本なんて難しそう」って? 大丈夫。本書の著者も元・地理嫌いでした(しかも方向音痴)。そんな著者が気づいた地理の面白さを、思う存分お伝えします。
各章末には大学入試の過去問&解説付き。

地理総合という未知の世界へようこそ!

【内容】
はじめに
序章 地理総合の見方・考え方をささえる3つの原理

<第1部 丸い地球と平たい地図 ──地図でとらえる現代世界>
第1章 そもそも地図ってなんだ?
第2章 地理情報システム(GIS)ってなんだ?
第3章 縮小し続ける世界 ──モノ・情報・人はどのように流れている?

<第2部 文化の不思議を読み解く ──生活文化の多様性と国際理解>
第4章 文化の多様性はどのように生まれるの?
第5章 暑い地域と寒い地域の文化はなんでこんなに違う? ──気候と文化の関係
第6章 川の流れにしたがって世界をつかむ ──地形と生活文化の関係
第7章 産業の発展を地理的にみると?

<第3部 世界がかかえる共通課題 ──地球的課題と国際協力>
第8章 地球的課題の根源には地理的な不均等がある
第9章 一人が得をすると皆が損をする ──環境問題のジレンマ
第10章 戦争のない世界はつくれるか? ──紛争と難民

<第4部 身近な問題は世界の課題でもある ──防災と地域調査>
第11章 自然環境と防災 ──災害が起こる仕組みを理解する
第12章 身近な地域を調べてみよう ──地域調査の考え方

終章 試験にのぞむ心得

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Posted by ブクログ

地理は履修していなかったのでなかなかおもしろかった。「はじめに」に書いてあるとおり、地図帳を眺めながら読むともっと理解が進んだのかなーと思ったが、新幹線の中で読んでいたので併読できず…再読の際の課題としたい。

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2025年05月28日

Posted by ブクログ

高校では地理を選択していなかったため、はじめて触れる分野も多かった。中学までの地理は暗記が非常に多かった(時代かもしれないが)ので、歴史と同じく非常に論理的な学問であることに驚いた。
地理歴史のような人文科目はとかく「何の役に立つのか」と目の敵にされがちである。それはおそらく先に述べたように「暗記科目である」という思い込みがあり、実際としてもそれで上手く点が取れる部分があったためであろう。しかし細かく突き詰めていけば論理の足腰をビジュアルを使って学ぶのにこれほど最適な学問もないのかもしれない。
残念ながら初見では問題が十分に解くことができなかった。読み返しが必要だろう。

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2024年12月15日

Posted by ブクログ

地理の教科書が地域ごとに気候地形農業産業を整理するのに対し、まず気候を丁寧に説明している。そして、気候の違いから必然的にこんな農業が、こんな食生活が、こんな住居が、こんな産業が、と続く。
高校地理を一周しかけた時に読むと頭に入りやすいのではないか。

農業について、焼畑の効能であったり、水との戦いか虫や腐敗との戦いか、などは自分にとって新しい切り口で勉強になった。

文体が高校生向けに書いていることもあり、口語になっていて違和感もあった。
ですます調でも良かったのではないか。

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2024年07月18日

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