あらすじ
地味でハズレくじのような人生を送ってきた青年――図書館司書の文森章はある晩、古びた貴重書の修復作業中に突然、別次元の世界へと飛ばされてしまう。そこはムゼ王国。どうやら章は、ギフテッドアルファと呼ばれる国王の超能力を完全に覚醒させるための神子として召喚されたらしい。だが国王アスラン三世の番となるに相応しい能力もなく、ここでもハズレの烙印を押された章。他の番候補とともに伴侶選定レースに臨むことに…。
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ちょうどいい!
何だかすごく私には合いました!
ちょっとだけオメガが卑屈かなーと思わなくはないんですが、それがまたいい塩梅。
ご都合主義!とか言う人もいるかもしれない…とも思いつつ、私にはそれすらとても良かった。
総じていうと、余計なストレスがない!
文章が読みにくくもなければ場面転換が分かりにくくもない、全てが丁度いい。
キャラも可愛いし、何といってもヘタレ攻め(と言ってもいいなかな)がこの受けにはよく合ってる!よくぞこの組み合わせ!と思いました。
少しだけびっくりするどんでん返しもあり…で穏やかな急流滑りのような楽しさがあり、BL小説お好きなら一度読まれることをお勧めします
ギフテッドα=特殊能力持ちα
色々と伏線があってそれがちゃんと回収されていて良かった。
内容も消化不良なく読み切れる。
おおむね読みやすく、わかりやすいのでサクサク読める。
だけど、文章は場面の切り替えなどにもっとメリハリをつけた方が読みやすいというところがあるので星四つにしてみました。
(例えば異世界転移描写は、主人公の意識がずっとある状態で転移して攻めと出会って…とストーリーがつづいていくが、ちょっとダラダラと話が続いて行く印象なので、主人公が転移した時に気絶させて、文章を仕切り直しした方が、世界が日本→異世界になったとわかりやすいし、読んでいてわかりやすい)
ネット小説発の作家様。応援したい。
ギフテッドってなに?
情報が遅くて「ギフテッド」って言葉の意味を知らなかったので、不思議に思いながら読みました。で、わかったのがけっこうな量のある書庫(図書室)の本を全部読んだってところ。これって普通じゃ考えられないくらい凄い事なんですよね。本好きの私が小学校の図書室程度の本を六年間かけても読み切れなかったくらいだから。
そんなスパダリと自信のない主人公の不器用な恋。思い切り応援したくなりました。