【感想・ネタバレ】どんマイナー武将伝説のレビュー

あらすじ

「関ヶ原の戦い」の影の仕掛け人にして家康からの信任も厚かった藤田信吉、今も残る河川インフラのスペシャリストとして地元で称えられる伊奈忠次、女城主として島津の精鋭軍を打ち破った妙林尼、信長以前に〈天下人〉となったのに生没年すら曖昧な三好三人衆……教科書には載らない、あるいは、敗者として歴史の片隅に追いやられているマイナー武将たち。しかし、彼らはみな、歴史のキーパーソンとして確実に「爪痕」を残した者であり、“ご当地武将”として語り継がれるレジェンドなのである……知られざる武将たちによる歴史の裏舞台での大活躍を描く、もう一つの日本史!

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Posted by ブクログ

戦国時代に群雄割拠した武将たちの中から、マイナーどころを選んでしまった一冊。趣味的で、いい。
コラム含め七十名以上のマイナー戦国武将なのですが、その中に山田長政がいるのが納得いかぬ。

すごく簡単にいうと、タイに渡って活躍した武将なのですが、マイナー枠になってしまうのか、という感覚です。いや、教科書に載っている人物はマイナーとはいわないでしょう。そう思うのですが、まあメジャーかマイナーの線引きというのは難しいところです。こういう何らかの目的でリストアップされたものには、自分が知っているかいないかで、あーだこーだ物言いをつけるというのが楽しみの一つであると思うので、声高になってしまいます。
ま、山田長政と安藤愛季ぐらいしか知っている武将はいなかったのですが。
山田長政は教科書で、安藤愛季は「斗星、北天にあり」で知りました。

紹介されている中で、興味深かったのは妙林尼です。彼女もどこかで読んでいるかもしれないし、読んでいないかもしれない。
バトルヒロインが好きなので、彼女の活躍は心地よい。聖人でなく、善悪両刀使いみたいな活躍がいいですね。女丈夫は、聖人よりも奔放な方がかっこいいです。
対島津での活躍というのもいい。巨大な敵に一泡吹かせました、はかっこいいですよ。

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2023年11月14日

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