あらすじ
“わたし”なき“わたしたち”は空虚であり、
“わたしたち”につながらない“わたし”は孤独である。
本書は、「結局どうすればウェルビーイングになれるの? ウェルビーイングなものを作れるの?」という問いに対し、ウェルビーイング研究・実践の第一人者のふたりが案内する、思考と実践の手引きです。3つのデザイン領域「ゆらぎ・ゆだね・ゆとり」からウェルビーイングを捉える「ゆ理論」をもとに、製品やサービスを、チームや組織を、そして地域や社会を、よりウェルビーイングにするための手がかりを示した実用書。
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Posted by ブクログ
とてもおもしろい一冊
メモ
・人間の歴史は制御の歴史。私のウェルビーイングのためにあなたのウェルビーイングみたいな考え方
・わたしのウェルビーイングの対象領域を他者や社会、自然まで含むわたしたちに広げること
関係者として他者や社会、自然まで含め、わたちしたちとしてのウェルビーイングを実現することが重要
・ウェルビーイングとはよく生きるということ
・環境要因と心理特性があり方に働き、体験につながる
⭐︎自己決定理論では、自律性、有能感、他者との関係性の3つが重要
⭐︎ギャロップ社、仕事と日常のバランス、友人家族の存在、経済状況、身体の健康、地域とのつながりがウェルビーイングの環境要因
・わたしではなく、私たちという視点からみること
・私たちを支える三つのデザイン要素 ゆらぎ、ゆだね、ゆとり
すなわち、適時固有性、自律性、内在性
・予測できない世界がやってくるなか、現在を犠牲にせず、過程自体に価値を見出し、未来の目標を柔軟に設定できるためのゆとりを生み出す設計が大切
・アジャイルに巻き込む
・食べると生きるをつなげる
・遊びがつくる自律性と逸脱
・移動が拡張する自己
・触覚でつながる
・共感でつながる
・スポーツでつながる
・学びでつながる
・コミュニケーションを科学する
Posted by ブクログ
最初はゆらぎ、ゆだね、ゆとりの解釈が難しいなと感じたが、具体例とともにゆらぎ、ゆだね、ゆとりそれぞれがどのように作用されているか章末にまとめられていたので読み進めながら徐々に理解が深まっていった。自分はデザインに携わる者ではないが、人と働く全ての人に学びがある一冊だと思う