【感想・ネタバレ】鰹のたんぽぽ釣り ラビントットと空の魚 [第一話]のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

完全な架空世界を舞台にしたファンタジー。ますむらひろしさんのアタゴオルシリーズのように、現実世界とは繋がりのない異世界設定なので、「物語」を読み慣れていて、なおかつ世界観が肌に合わないと、ちょっとしんどいかも。でもはハマってしまえばとても楽しく読める話だと思います。
魚が空を飛び、土中には鳥が住む不思議な世界で空に釣り針を放り漁をする主人公、ラビントットの冒険。メインの獲物は鰹と鰯です。イカは獲物ではありません。

0
2014年06月20日

Posted by ブクログ

ラビントットは鰯専門の漁師。高いところが苦手なので、大物は取れません。けれど、お得意先の村の人たちから、結婚式用に大物をと頼まれて、色々と知恵を巡らせますが…

こう書くと「どういうこと?」と思いますよね。この世界では魚は空を飛んで生きているのです(ちなみに鳥は地中を泳ぎます)。こんな不思議な世界ですが、魚の生態やこの世界に生きる人々の文化が細部まで書かれていているので、その不思議な世界が読んでいると目の前に広がってきます。また、ラビントットが困った時に「手元にあるものでなんとかしよう」と考える姿、漁師としての自然への畏敬の念のようなものもまた、物語としてより深みを増しています。ちょっと小学生には難しいような気もしますが、面白い!続編にも期待です。

0
2013年05月23日

「児童書」ランキング