あらすじ
子爵令嬢クロエには、前世で殺戮の魔道具を作っていた記憶がある。およそ千年後の平和な世に転生した彼女は決心した。「今世では、人々の生活を守る魔道具を作ろう」と。
そうして研究に没頭していたある日、卒業パーティの場で親友の婚約破棄騒動が勃発。しかも断罪内容は嘘まみれ。親友を救うため、クロエが真実を全て遠慮なくぶちまけた結果――命を狙われることに
なってしまい、大ピンチ!
そんなクロエを救ってくれたのは、親友の兄であり騎士団副団長でもあるオスカーで?
《登場人物》
■クロエ
国の筆頭魔道具師だった前世の記憶を持つ。
親友を助けた結果命の危険が迫ったため、オスカーの手引きによって隣国へ亡命することに。
■オスカー
王宮付き第一騎士団の副団長。クロエの親友の兄でもある。
クロエを助けるため亡命の手配をしたが、クロエが王都を離れてしまうことに複雑な心境のようで?
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なかなか
素っ頓狂なヒロインさんの登場です。
色々と常識を斜め上に逸れている感じですが
本人は至って大真面目。
権力から逃げ続けてますが果たして何時まで
無事で居られるか(・。・;
待て、次巻。
Posted by ブクログ
魔道具オタクの話のような、効率重視でやったら超有能な薬師になっちゃった話というか。
親友を助けたばっかりに、他国に亡命することになったクロエだけど、何だかんだでその土地に馴染んで亡命生活満喫中。
しかもそこでのトラブルを陰ながら解決しちゃうという有能っぷり。
そして無自覚に亡命先の男性に惚れられちゃったものだから、クロエに惹かれているオスカーは随分と気をもむ羽目に。
今現在はクロエのそばにいないオスカー、もどかしいだろうな。
予告では駆けつけるみたいですが(そりゃそうなるか)
王宮は何やらきな臭い感じ。
今回は伏線を用意しただけで終わっているので、これがいつどう爆発するのか楽しみでもあり、怖くもあり。
例の最終的にはざまあされる側の思惑だとは思うのだが、今はまだ目的が見えないだけに不気味なので。
Web小説発のメディアワークス文庫作品は連続で続きを出すイメージだったので、次の月に続刊の予定がないことをもどかしく思ってしまった。
次はいつ出るのだろうか……願わくば、内容を忘れる前に出てほしいところだ。