あらすじ
広島から家出して上京した17歳の桧山光希は、ふとした出会いから足場工事会社「須田SAFETY STEP」の見習い社員になることに。そこには、見た目はいかついがナイスガイな先輩たちがいて、光希にとっては新鮮な驚きの世界だった。実は、光希はかつては強い霊感を備えていたが、ある事件がきっかけでその能力を失っていた。だが、先輩の頭島が一緒にいるときだけ再び“見える”ことに気づく。かくして、光希と頭島、さらにはもう一人の先輩である奥を加えた3人による幽霊退治が始まる――。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
幽霊が見える桧山光希くん、18歳の誕生日に分籍届を出すことを目標に、九州から家出して上京。
両親との確執、いじめ、親友の死など、色々辛いことを経験し、かなり弱っているところ、足場工事会社「須田SAFETY STEP」の社長に助けられ、そこに身をおくことになる。
主人公の光希くんが、社長や先輩社員や色んな人達と関わっていくことで、辛い過去を乗り越えていくお話。
日明恩さんの本、久しぶりに読んだ。
多少、出来すぎな感じもするけど、スラスラと楽しく読めた。
登場する人が、基本的にみんな好い人で、読んでいて安心する。
浩太郎くん、良いキャラクターで好き。亡くなってしまっているのが残念だ。
金髪で資産家で感情表現豊かな先輩・奥さんと、
幽霊がさわれるようになった無口なイケメンヤンキー・頭島さんと、
一緒に霊感を使って問題を解決していく光希くん。
3人のバランスがとても良い。
幽霊もの、好き。