【感想・ネタバレ】ヒマかっ! Get a Life!のレビュー

あらすじ

広島から家出して上京した17歳の桧山光希は、ふとした出会いから足場工事会社「須田SAFETY STEP」の見習い社員になることに。そこには、見た目はいかついがナイスガイな先輩たちがいて、光希にとっては新鮮な驚きの世界だった。実は、光希はかつては強い霊感を備えていたが、ある事件がきっかけでその能力を失っていた。だが、先輩の頭島が一緒にいるときだけ再び“見える”ことに気づく。かくして、光希と頭島、さらにはもう一人の先輩である奥を加えた3人による幽霊退治が始まる――。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

家出少年がゴーストバスターズになって、Get a Life!するお話。
登場人物が出来過ぎの方ばかりで、ほっこり優しい世界。心地よく安心して読める。

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2025年08月23日

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とっても良い本と巡り逢えたなと思いました。タイトルからは想像もつかない内容でしたが、すごく良かったです。必読です!

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2024年09月11日

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幽霊が見える家出少年が出会ったのはとある小規模な建設会社の面々。
光希が彼らと出会えて本当によかった。
「見える」光希と、見えないけど「さわれる(殴れるw)」頭島。豪快で人のいい奥。
光希のトラウマも解決できて、あの展開には泣きそうだった。よかった、本当によかった。
幽霊は出てくるけど、怖くはなかった。
むしろ、本当に怖いのはヒトだったり。あの飲食店の話、ストーカーの話、最悪の犯人。天罰がくだってほしいわ。
これは、ぜひともシリーズ化してほしい。
ペイフォワードの精神、大事だよね。

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2024年07月07日

Posted by ブクログ

須田SAFETY STEPに勤める、見た目はいかついけどナイスガイな人達が、みんな良い人で読んでて世の中の人がみんなこうなら、争いなんておこらないよなぁと。5話の連作集です。最後の話は泣きました。こういう前に一歩進める感じの話は、読後感がスッキリします。

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2024年06月09日

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358ページ
1800円
5月29日〜5月31日

ちゃんと生きろということを伝えてくれた本。家出少年の行く末や、幽霊問題の解決、あったかい職場の人々など、ありえないことばかりが出てくるけど、なんかおもしろかった。主要登場人物の名前の読み方が難しくて、何度も初めのルビが振ってあるところに戻った。そこがちょっとストレス。

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2024年05月31日

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泣ける小説とは思えないタイトルだったので、びっくり‼️‼️

それにしても、まず素晴らしいのが社長さん。
あたしも、男前スマイルをいただきたい。
レクサス乗って、こんなにいい人なんて、本当に素晴らしい。
こんな人がたくさんいたら、平和な世界になるはず…

奥さんは、まあ、良きキャラとして、置いといて。←何目線?

頭島さんには惚れました❤️
一目惚れでしたが(見えてないけど)、最後の浩太郎との場面では、マジ惚れしてしまいました❤️❤️❤️

光希くんの18歳からの人生が、どうか輝かしいものでありますようにと、思わず祈らずにはおれません‼️

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2024年01月15日

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まずタイトルが良い!!毎日読むたびに『ヒマかっ!』と言われてる感じがして『ヒマじゃねーよ!』と答えてしまいなんかスッキリする日々を過ごせた(⌒-⌒; )

幽霊が見えるってのは良くあるけど、見えないけど触れるってのがユニークで楽しかった。
幽霊事件の解決が大まかな話なのだけれど、主人公の光希が奥や頭島、そして須田社長たちとの出会いから過去を受け入れつつ成長していくところに胸を打たれた。
どの話も良かったけど最終話は今年1番泣かされてしまったよ。短編1話でここまで泣くとは思わなかった!
全体を通しては、奥や頭島の何の偏見も持たず自然体で望める姿勢にすごく惹かれたし、須田SAFETY STEPで働きたくなった☆

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2023年12月02日

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言葉の意味は一つだけじゃない。「Get a Life!」は「ヒマかっ!」または「ちゃんと生きろ!」と訳される。
光希は幽霊を見たり話したりできた(ある日を境にできなくなった)家出少年だ。思いがけない幸運で足場工事会社で働く事になった光希は、そこの社員で、幽霊を見えないけど殴れる男、頭島と出会う。
希、頭島、そして幽霊関係の能力は特にないが愛嬌のある奥先輩は、3人で幽霊騒動を解決していく。
幽霊がいる理由は人それぞれ、できることも幽霊によるという設定が面白い。毎晩続く金縛り、オカルト現象の起こるシェアハウスなど持ち込まれる悩み事の犯人は生者が死者か考えるのも楽しかった。
最終話が特に良い。人も(幽霊も!)いつまでも苦しいことや悲しいことに囚われず、楽しく過ごせますように。良い方向に人生を変えられる、という希望を感じる一冊だった。

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2023年10月15日

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ふーーーっっ。怖くなかった。
むしろ面白かった。
読み始めてすぐ、怖いのか!?そうなのか!?読むのやめるか!?って思ったけど勇気を出して読み進めたの。
そしたら面白かった。
Get a Lifeって「ひまかっ!」って意味とあと2つ意味があるのね。
なるほど、まさしく「Get a Life」な本だったわ。
見えるってきっと大変よね。
最近はあんまりないけど、一時期感じることはあったの。
本当不思議としか言いようのない経験だったんだけども。
でもそれはおじいちゃんだったり、おばさんだったから怖くはなかった。
悪意のある悪いものは感じ取れなかったから助かったなぁと思ってる。
守ってくれてたのかなぁ。
だとしたらありがとね。

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2025年01月26日

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面白かった!
日明恩特有の、“犯罪(やアクシデント)の根源は巨大で強大すぎて、そこは解決できませんでした”というのがなく、どれも後味よく終わる連作小話。
幽霊が見えてた(見える)訳あり高校中退家出少年と、彼を助けた訳あり土建屋会社の皆さんの、幽霊にまつわるハートフルなお話。タイトルで読むのを敬遠していたのがもったいなかった……タイトル、もう少しどうにかならんかったのかなぁ〜〜

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2025年01月13日

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涙が出た。
こういう展開に弱い。
幼い頃から霊が見える主人公17歳男子。
私はかねがね思っていた。
霊感の強い人は普段、普通にしていても色々と見えてしまうんだなと。大変だなと。
それが幼少期からだとなると想像するだけで気の毒になる。
主人公自身の心の葛藤、人との葛藤、親との葛藤、霊との葛藤‥
応援せずにはいられなくなった!

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2025年01月06日

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幽霊が見える主人公:光希、幽霊を殴れるキレると怖い会社の先輩その1:頭島、どんな時でもポジティブに、映画の台詞雑学を披露する明るいヤンキーな会社の先輩その2:奥。3人が幽霊にまつわる事件を解決していくストーリー。まるでゴーストバスターズだが、事件には幽霊が原因なわけではないものもある。結局は人間の方が、幽霊よりも怖いかもしれない。
日明作品は二冊目。たまたま読んだ前回の作品が幽霊にまつわる作品だっただけに、少し「また幽霊か」とも思ってしまった感は否めない。ただこの作品は登場人物がとても良いのだ。『ギフト』が少しグレーがかった黒い世界だとしたら、この作品はビビットに感じる。主人公は本当に良い会社、良い人たちに救ってもらったと思った。
大変インパクトのある表題だ。作品中でこのタイトルの意味も判明する。読み進めていく中で、まるでこの3人と一緒に幽霊退治しているような時間は終始楽しく、また時折ホロリとさせられる時間だった。

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2025年01月05日

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漫画でありそうな、幽霊とコミュニケーションをとれる少年の話。
結末が予想出来て大団円、読んでいてとても楽しい小説です。
漫画の花田少年史を思い出しました。

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2024年12月24日

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コミカルでちょっぴり切ない青春人情?ストーリーで、なんか?不思議な読後感だった。

主人公で17歳の家出少年である光希が持つ霊感力で、次々に悪霊退治するストーリー。

職場の先輩、奥さんと頭島さんや幽霊たちなど登場人物?皆に男気を感じとれた。

4編の退治は、どれも込み入った事情があり、これまで自分が抱いていた、幽霊現象の先入観や固定観念が打ち砕かれた。


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2024年10月29日

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幽霊が出てきて、それぞれの幽霊事件を解決していくのですが、幽霊も登場人物もほぼみんないい人(幽霊はいい幽霊)で、ほっこりできるし、しみじみできる感動作でした。幽霊退治というイメージではありません。

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2024年06月15日

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ネタバレ

幽霊が見える桧山光希くん、18歳の誕生日に分籍届を出すことを目標に、九州から家出して上京。
両親との確執、いじめ、親友の死など、色々辛いことを経験し、かなり弱っているところ、足場工事会社「須田SAFETY STEP」の社長に助けられ、そこに身をおくことになる。
主人公の光希くんが、社長や先輩社員や色んな人達と関わっていくことで、辛い過去を乗り越えていくお話。

日明恩さんの本、久しぶりに読んだ。
多少、出来すぎな感じもするけど、スラスラと楽しく読めた。
登場する人が、基本的にみんな好い人で、読んでいて安心する。
浩太郎くん、良いキャラクターで好き。亡くなってしまっているのが残念だ。
金髪で資産家で感情表現豊かな先輩・奥さんと、
幽霊がさわれるようになった無口なイケメンヤンキー・頭島さんと、
一緒に霊感を使って問題を解決していく光希くん。
3人のバランスがとても良い。
幽霊もの、好き。

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2024年05月01日

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ホラー小説は好きで良く読みますが、このような設定の霊感の表現は始めてで、素晴らしいです。
この作品とは別ですが、消防士シリーズや警察官シリーズも早く上梓してほしい。

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2024年02月16日

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この会社の人素敵すぎますね。いい出会いで良かった。
ゴーストバスター的な感じですが、全てが霊のせいではなく、人間の仕業のお話もあり…。霊だって良い霊もいますしね。元は人間だし。

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2024年02月03日

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"見えないのに殴れる"
に惹かれて、初読みの作家さんです

怖がりだけど、不思議な世界観が好きな私に
ちょうどセーフな幽霊物語でした(笑)

なにより、主人公の周りの人たちがステキで
"殴れる"頭島さんの幽霊への考え方が秀逸!!

心に響いて、ときどき笑っちゃう、
おすすめしたい物語です

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2023年12月27日

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こんな社長や同僚と仕事できたらいいのになと思う。目新しいテーマじゃなくてかつできすぎな話ばかりだけどそこがいい。そしてもっと日明恩作品の新作読みたいです。

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2023年12月18日

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警官シリーズも消防士シリーズも楽しく面白く読んだが、全く違った切り口で幽霊って。ただ単なるオカルトにならず人が生きる物語として面白く読んだ。でもこれは単発でいいかな。

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2023年12月11日

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ネタバレ

久しぶりに読むたちもりめぐみさんの作品ですが、泣けました。
過酷な運命を生きることを運命づけられた少年が、静かに前を向いて生きていく物語が好きです。
まさかゴーストバスターものがこのような着地点に行き着くとは。

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2023年12月06日

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日明 恩のヒマかっ! Get a Life!を読みました。
主人公は家出した17歳の少年。
上京してコンビニで見た目がいかつい人に声を掛けられ、パンを貰いそのままその人達の足場工事会社に務めることになります。
主人公の光希は、小さい頃から幽霊が見え話しかけられたりしました。
それで、母親がその力を利用して金儲けをします。
それが嫌で家出しました。
親友の死をきっかけに見えなくなるのですが、足場会社の先輩が見えないけれど幽霊に触ることが出来るのがわかり幽霊退治の話が次から次と入ってきます。
なかなか面白かったです。

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2023年12月05日

Posted by ブクログ

幽霊や心霊的な価値観が変わる心優しい小説。

幽霊や霊的なものって怖いイメージや気持ちが良くないイメージがありました。
でも、この小説を読むと幽霊って面白い、楽しい幽霊もいるって思いました。
これからは幽霊達との価値観が大きく変わりました。

また、登場人物も個性な人たちで、楽しく読むことができす。
社長の考えもとても素敵で、『恩は受けたら違う人に返して繋げていく』ことの良さも知れました。

本当に心温まる小説でした。

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2023年11月26日

Posted by ブクログ

インパクトのあるタイトルにジャケ借りした本でした.
ゴーストバスターズみたいな雰囲気の作品でしたが幽霊のせいばかりじゃないところが辛子が効いててよかったです。

光希は家出少年で、足場工事の社長に素性を見抜かれスカウトされる。ペイフォワードを実践する社長の男気に感動でした。同じ匂いを嗅ぎ取られたって感じで、部下の2人も同種族のようでした。

一人は金髪で見かけヤンキーな奥さんで、感情表現豊かで生き物全般大好きで面倒みのいい先輩。
もう一人は幽霊は見えないけど捕まえてボコボコにできる頭島さん。怒らすと怖そうなんですが、洞察力に優れていて捜査官のように究明していく仕事のできる人。
そして、主人公の光希は幽霊が見れて会話もできるけど触れることはできないとゆうスピリチュアル系。このところスランプなのか頭島さんといるときじゃないと見えないみたい。

疑心暗鬼になった時、幽霊のせいにするのは都合のいい落とし所になる事もありますが、近隣トラブルだったりというところも面白かったです。
3人でチームを組んで真相の解明に当たっているのですが光希だけの秘密にする事も多く残念に思えました。
自分一人の考えで秘めておいた方が良いと判断しているのですが自己満足で、そこに思い違いも潜んでいるのに先輩たちに真実を告げ判断を仰がないところはまだまだ半人前に思ってしまいました。

ちょっと長くなるのですが、ご近所トラブルに関して私も経験があり懺悔もかねて告白しようと思います。

それは以前住んでいた賃貸マンションでのこと、上の階より床を叩く音が響いて眠れないことがあり、それが何回と続くのですが、聞こえる日は不定期で毎日じゃなく2日おいたり1週間おいたりなんですが時間帯は深夜1時~2時あたりで気になって眠れずで、辛抱しきれなくなり、隣の部屋の人に相談するとその人も、年が明ける1か月前ぐらいからたびたび聴こえて迷惑してるそうで上の階の人が壁を叩いてるんじゃないかと言うんですね。
上の階は独身の女性単身者が住んでる部屋があり私のすぐ上なんですが、以前は男の出入りがあり言い争ってる声や女性の悲鳴も聴こえてきて警察を呼んだ事もあるのです。
お隣さんの説では、夜間にその女性が洗濯機を回したりして、隣の部屋の人が注意を促すために壁を叩いてるんじゃないかと言うんですね。私の部屋には洗濯機の音は聞こえないのですけど、どちらにしても下に響き迷惑してるので、一緒に上の人たちに伺ってみようと上の階に上がってインターホン押しても女性の部屋は応答がなく、その隣の老夫婦の部屋は叔父さんがでてきてお話ししてみると、壁は叩いてないし熟睡してるので深夜の物音は全然気づいてないって言われるんです。
えっ、そうなんですかと。いよいよ独身女性が何かしてると疑いをもったんですが、お隣さんはその叔父さんが嘘をついてる可能性もあるとか言われるのでますます解らなくなってきました。お隣さんはすぐ上が叔父さんの部屋なのでそこだと決めつけてるみたいでしたけど。
私のすぐ上は女性の部屋なので私は女性のほうだと思っているのですけど。
私の説は、男と別れた腹いせに深夜わら人形に釘を打ち付けてる音じゃないかと思ったんです。何故別れたと分かるのかとゆうと、男がいる日はベットのきしむ音が激しいからなんですけど、しばらく聞こえないのでそうだと思ってました。
そんなことなんかをお隣さんと噂して盛り上がったりしてたんですけど、とりあえず注意しに行ったのでしばらく様子みてみようとゆうことになり、音はしなくなり安心して暮らしていたら4月になりまた音が聞えてきて、今度は管理会社に相談してみると、上の女性は2月に引越して今は空家だとか。
えっ、誰もいないのに打ち付けるような音が響くとか。
わら人形で女の怨念がその部屋に憑いてしまったのではないかと怪奇現象疑ってました。
お隣さんや、他の住民も深夜のその音に安眠妨害を訴えるようになり、録音した人も現れて管理会社に聞いてもらったら規則正しい間隔で金づちか何かでドンドンドンと3回打ち付ける音なんですが、水道管が原因でないかと気づかれたのです。その説明ではウォーターハンマーが原因だというのです。深夜になると水を使う人が減るので水圧が上がってしまいハンマーを叩きつけるような大きな音がすることもあるそうで水圧を調整することで解決したのです。そんなこんなで半年間にわたる深夜の騒音問題は解決したのですが、上の住民を疑ってしまい申し訳なかって猛省でした。

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2024年04月13日

Posted by ブクログ

『ヒマかっ!Get a Life!~幽霊は見えない、でもとっ捕まえてぶん殴れる~』は?なんのこっちゃ+なんのこっちゃ。読んだらすべての謎は解けるがなかなかキャッチーなコピーに胸が躍る。幽霊が見える人・見えないけど触れてぶん殴れる人・見えも触れもしないけど社交的で明るい人のトリオがゴーストバスターズ!!テテテーレッテレテーレ

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2023年12月31日

Posted by ブクログ

幽霊は見えないけど、ぶん殴れる。

日明さんには珍しいテイストかも?
面白かったです。
幽霊見えるのぜったい怖い。

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2023年12月14日

Posted by ブクログ

地元のAMラジオで紹介してて面白そうだと思いずっと探してた。

1章、2章まではうーんって感じだったが3章からは一気読み。

凄く面白かった。

皆にお勧めしたい心が温かくなる作品。

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2023年11月27日

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