【感想・ネタバレ】くろねこカフェのおやつ 午後三時の蜂蜜トーストのレビュー

あらすじ

海を望む古民家風の「くろねこカフェ」。
寡黙な男性店主の谷中景がふるまう「くろねこのおやつ」がある。
それは景の妹・風花が社長を務める葬儀会社のサービスの一種で、
葬式の後日、故人の「思い出のおやつ」を招待客にふるまうというもの。
人気はあるが、風花は葬儀会社社長としての自分に悩んでいた。
そんなある日、担当した故人から、おやつの招待状が届き……。
切なく優しいメッセージに感涙必至の物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・死はいつも身近にある。絶望するたびに、親しい幼馴染みのように、あの世に来ないかと囁きかけてくる。

・くろねこカフェが死者と生者をつなぐものなら、しろねこカフェは生者と生者をつなぐものだ。


くろねことしろねこがこれからもふたり力を合わせて幸せに生きていけますように。

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2025年01月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人の死をテーマにしたお話。
両親を失った兄妹が、両親から受け継いだ葬儀屋とカフェをそれぞれ営み、人の死に触れ、残された人を癒すお話。
大切な人を失うのは辛いけど、それでも前を向こうと思える作品で、何度も目が潤んだ。
特に第2話の「失恋とブルーベリータルト」がお気に入り。

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2024年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 父親が葬儀会社の代表、母親が喫茶店の店長の下に生まれた兄妹が、兄が喫茶店店長、妹が葬儀会社の代表を引き継ぎ 残された人を癒す場所を提供するのだが、ある日喫茶店の店長である兄が頭に腫瘍があって急に倒れ、命の危機に瀕する 。 動揺する妹と、葛藤とリハビリに取り組む兄の姿を描いた物語です。

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2023年11月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

事故で両親を亡くした兄妹が、両親が経営していた葬儀会社とカフェをそれぞれ引き継いだ。妹の風花が社長を務める葬儀会社には「くろねこのおやつ」というオプションサービスがある。申し込めば葬式の数日後に兄の景が営むくろねこカフェで大切な人におやつが振舞われる。生前葬を申し込んだ病気の老婦人、幼馴染で初恋の相手を亡くした少女、母と暮らす手術を控えるサッカー少年。3つの「くろねこのおやつ」、そして兄妹の事情とは…?
ちび猫亭〜のシリーズとほぼ同じでは?と思って読み始めたが、似た設定でもこちらは生きている人間だけだった。最後まで読むと兄がカフェを継ぐことになった理由も明らかに。
個人的にはいくつか読んだ高橋由太さんの作品で一番好きかもしれない。泣ける話としんみりしていたところに、最後風花のしろねこカフェで笑ってしまった。

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2024年08月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ファンタジー寄りなのかと思って読み始めたけど、これはこれで後味スッキリな感じで読めて好きなお話でした。

特に「失恋とブルーベリタルト」は、かなり感情移入して落ち込んだりしたけど、立ち直り方を教わった気がして響きました。

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2023年10月01日

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