【感想・ネタバレ】近畿地方のある場所についてのレビュー

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ネタバレ 購入済み

家で一人の時には見たくない本ですね!笑
読んでいる最中に「やっぱり怪しいものにかかわっちゃだめだよなあ」なんて
のんきに考えていたのが、最後に「あなたも関わりすぎた」というように書かれていてぞっとしました。
そうだ、自分もめちゃくちゃ覗き込んじゃってたのか……と。
ホラーに慣れてない自分には、最後の写真は刺激が強すぎてほとんど直視できませんでした笑

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2024年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初の方は結構不気味で怖いと感じた。
だが、読み進めていくうちに得体の知れない何かからちゃんと理由を持って人々を呪っているものに変わってしまった。そこが残念。

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2024年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

YouTubeの怖い話系のまとめで読んで購入。
断片的な話が組み合わさってぞわぞわする感じは雨穴さんのシリーズに通ずるものがあるような気がする。

実際にはネットでリアルタイムで更新されてたとのことだが、それを見れていた人は幸せだなぁと感じた。
いや、めちゃくちゃ怖いかも。

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2024年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

めちゃくちゃ面白かったんだけど、袋とじが本当に蛇足。わくわくして開けたわたしの気持ち返してほしい。オチも弱い。


小野不由美「残穢」のような、読んだ人に伝染させる系のホラー。実話怪談風。フィクションであると明言されていないことが怖い、という。
いやー本当に、繋がりも伏線も半端なところで終わっちゃったのが惜しい。半端にやるくらいなら訳わかんないまま終わらせて欲しかった。

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2024年04月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本屋で見かけてパラパラしたら、短編っぽいなと思ったので、
「近畿地方」のいろんな場所の都市伝説や、都市伝説寄りの昔話などを集めた話かとおもった。
いやちがうやん、
ちゃんと、怖いやん!!

新人編集者の小沢くんが行方不明になった。
彼はオカルトのMOOK本を担当するなかで、
予算もなく,取材費も限られているので,過去の先人の取材メモを徹底的に調べて、記事を書くことにした。
相談されていたこの本の著者(背筋、東京のフリーライター)は、小沢くんがいなくなったので探したいと言う。

小沢くんは、奈良県のある場所●●●●●について調べる。取材メモの中に、この場所に関係するっぽいものがたくさん出てきたからだ。書かれた年代も、メモもバラバラ。それを年代バラバラで載せていく。

なので、話があっちこっちいく。
たまに、情報整理の部分もあって、混乱した頭の整理ができる。(ありがたい)

ましろさん、
ジャンプする赤い女、
あき◯(◯の文字はその都度変わる)、
男の子、
お山においで、柿もありますよ,と誘う声と手。
それらに関わって、急におかしくなっていく、いなくなっていく人々。
ダムに身投げ


それらが順不同に語られていく。

最後はもっとはっきりくっきりするのかと思ったら,あんまりスッキリでもなく、
モヤモヤーとした感じで終わった感。

短編のような手記やら、ネットの書き込みやら(字が小さくてで読みにくい)取材のテープおこしやら、
小沢くんと著者の話をしたものやらが全部短めで、
●●●●●についての怖い話しを畳み掛けるようにしてくるので、一つ一つは怖い話ではないけど、
だんだん「怖さ」が蓄積されて行く感じがしました。

面白くてずーっと読んでたら、一人で家の中で夕方すぎてて、ふっと
「やばい,寝れなくなる!」と思って,読むのをやめたぐらいに、怖い話が苦手な人は要注意かもです。

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2024年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

関連のない話がいくつか続いてると思いきや
まさかの全て繋がるの…!?
未だに袋とじは開けれていません。
このまま誰かに貰っていただきたい本。
内容が悪かったとかではないんです。
怖かったんです。
近畿に住んでいるので気になって買ってしまいましたが、近畿から出てしまいたくなる内容でした。笑
さて。とある場所●●●●●とは一体…

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2024年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中までは本当に怖かった
怪談としては今年のベストワンが含まれている
だが終わりがどうしても納得いかないので星4に。
多少のネタバレあり。

怪談はかなり読んでいると自負しており、洒落怖、いわゆるネット怪談の類いも見つければ読んでいる 
何が言いたいかというと、自分は怪談に免疫があると思っているのだ
しかしこの本は怖すぎて夜中に読むのを断念した
モキュメンタリーだということをわかっていて、元ネタにしたものもある程度推測できたにもかかわらず、怖かった

全部あらすじを書くつもりだったが、かなり量があるので断念した。

短編 まっしろさん
新築マンションに引っ越してきた子どもたちだけの遊び、まっしろさん。地元の子たちは入れてもらえない。
男の子がじゃんけんし、負けたら まっしろさん になる。まっしろさんにならなかった男の子たちは、女の子に触らずにまっしろさんが女の子を捕まえられるよう手伝う。まっしろさんに捕まった女の子は、まっしろさんに身代わりを渡すまで、誰にも口をきいてもらえなくなる。
この遊びに参加していたらしいBちゃんは夜中にマンションを抜け出し、親に問いただされると、まっしろさんにペットの猫を身代わりとして渡しに行ったと話す。
リビングの床には血溜まりがあり、花瓶には血に濡れた毛がこびりついていた。
Bちゃんの親は引っ越すことを決めた。

短編 おかしな書き込み
アダルトサイトにアップされた新人女優のデビュー作に書き込みが。「かわいい うちにきませんか」やがて「お山にきませんか かきもあります」に変わる。語り手は女優になりすまし「おうちはどこなんですか」と聞く。それは実在する住所で神社であった。
語り手はアクセスをやめたが、最後に覗いたときは
「こしいれせよ」になっていた。

心霊写真
あるカメラマンの撮る写真の53番目はいつも真っ黒。そのきっかけは自殺の名所として有名なダムの見学にいき、バルブ室の奥にあるロッカーが開いているのに気づいたからだ。閉めようとしたら中にはフランス人形が。管理者は、理由はわからないがずっと置いておかなければならないものだという。カメラマンは53枚目にその写真を撮ったが、現像しても真っ黒であった。それ以来、何を撮っても53枚目は真っ黒になるという。
その話を聞いた編集者は 真っ暗 ではなく 真っ黒 と言われたことに引っかかりを感じ、その写真を明るくしていく。それは誰かの口の中の写真であった。

待っている
母が自殺で有名なマンションに引っ越した男。訪ねていくが、気がつくと母が窓の外を見てばかりいる。何を見ているのか訊ねると、母は「待っているの」と答えるが、何を待っているのかは言わない。
ある日、異様な音が。母はすぐに窓に駆け寄る。男も窓に近づくと、飛び降りの死体が見えた。母はニコニコと笑っていた。母はこれを待っていたのだ。

インタビューのテープおこし 1と2
人が恐怖感情を伝える時の身体的表現 を研究した男。データをとるためにネットから拾った映像をツギハギしたものを何人もの人に見せていたが、そこに映っていた赤い服の女が自宅のベランダに出るようになり、お祓いにいく。
お坊さんは、女は居なくなったが神のようなものが呼び寄せられてしまい、それを祓うことはできないと言う。しかし生き物を飼えば大丈夫と言われ、メダカと、ついでにエビを飼う。
1ヶ月後に小学生くらいの男の子の霊が見えるようになるが、見てみぬふりをすることに。この霊がいつも遠くから男を見ている。
ある日玄関で一匹のエビの死骸を踏む。
1ヶ月後には便器の中で一匹のメダカが死んでいた。
メダカもエビもまだ残っていた。
男はいつものようにあの霊の少年を見たが、それがこちらに全力で走ってくる。男は家に逃げ込むが、ドアを外から激しく叩かれる。怯える男。しかし音は止む。
ドアの間にヤモリが挟まれて死んでいた。
それ以来男はペット可の物件に引越し、動物が死ぬたびに新しい生き物を飼っている。
まだあの少年の霊が見えているそうだ。

インタビューのテープおこし、すごく怖かった。
霊の少年の描写がリアルで。
これ、元ネタは夜中に双眼鏡で街を見る話だと思うんだけど、それよりずっと怖かった。これ、たぶん今年の怪談ベストです。

あとは2ちゃんねるの書き込みを模したもの、ミユキカアイソウを模したものなど。それから不動産広告に映っていた女の写真なども元ネタであろう。

とにかく怖い話として雰囲気出てたのに終わりで台無しに。
違う。そうじゃない。怪異に理由なんていらない。
なんでそこで まさるをだしてくるんだよ。
最後に帳尻合わせみたいに、明治のころに自殺したまさる の話が出てきてがっかり。
赤い服の女が両手を上げていつも飛び跳ねているのは、首をつった我が子を外してやろうとしているから。
首をつった子はあきら といい、他の子の身代わりに山の怪異に差し出されたようだ。
マンションは山の向かいにあり、ここでは まっしろさん に身代わりを渡さなければならない。
あきらは 了 と書く。
岩の話が何回かでてくるが、この岩はまさるが自殺した岩。これが祀られてお札屋敷の床下にある。
まっしろさん は まさる からきた名前。
まさる すらもおそらくは巻き込まれて怪異になっている。
備忘録なのでとりあえず書いておくけど、後から読んだら なんのことかわからないだろうな。

袋とじは途中では開けられなかったが
読み終わったあとはサクサク開けた
作中にでてくる行方不明になった少女の写真や、コピーに混じっていたという女の写真など、であった。

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2024年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり日本のホラーって怖いな。思いが、怨念が、重なり繋がっていく。それがどんどん読者に近づいてくる。

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2024年04月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホラー短編集を上手くひとつの作品に落とし込んでおり、ホラー好き・オカルト作品好きの方はもちろん、不気味さに惹かれて読むか迷っている方も楽しめると思う。

著者の名前どおりの背筋が凍るような話もありつつ、『得体の知れない何か』に読者自身もじわじわと蝕まれていく感覚は新しかった。
序中盤はホラー作品として、終盤はミステリーのような感覚で読み進めることができた。最後の袋とじもちゃんと怖かった。

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2024年04月22日

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