【感想・ネタバレ】大江戸墨亭さくら寄席のレビュー

あらすじ

両国橋の袂で駆け出しの噺家小太郎は唖然とした。胸に響く声と話芸で聴衆を沸かせていたのは、幼馴染の代助だったのだ。三年ぶりの再会に、代助は妹のお淳が重い病で二十両必要だと漏らす。破天荒で人を屁とも思わぬ十六歳だが、妹にだけは滅法優しい。二人は診療代を稼ごうとするも四苦八苦、小太郎は師匠で江戸随一の噺家仙遊亭さん馬を担ぎ出そうとするが……。感涙必至の青春時代小説

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Posted by ブクログ

駆け出しの咄家小太郎、乱暴者だが人を引き付ける代助、その妹で病気を患っている器量良しのお淳。貧乏長屋で育った3人を中心に物語は進む。

落語の演目を絡ませながら、3人の奮闘が語られるのが本作の面白さ。正直なところ、登場人物は個性的で面白いのに、どこか煮え切らない感じがもったいないと思ってしまった。

ただ、さん馬師匠とおかみさんのやりとりが、とても好き。何だかんだ弟子を大切にしているのがよく分かる。

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2025年05月01日

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