【感想・ネタバレ】50歳からの私らしい暮らし方のレビュー

柿崎こうこ

50歳独身。住まい、お金、健康、美容、人付き合い。
迷ったり、つまづいたり……。
それでも“私は私らしく生きる”。
人生後半戦に備えたい、暮らしを整える「小さな工夫」。

【「はじめに」より一部抜粋】
40代の半ばごろ、「今までとはちょっと違ってきたな」と
感じることが多くなってきました。
体力がなくなり体調を崩しやすくなったり、
仕事でも無理ができなくなりました。
肌や容姿の衰えによって自信がなくなることも。
そして、親の体調や老いも気になります。
歳を重ねて行くことへの不安な気持ちが募っていきます。
私にとって40代の最初の大きな変化は、41歳での離婚でした。
その後再婚を考えた人が現れましたが、それも解消。
そして45歳のとき、再びひとり暮らしへ。

フリーランスのイラストレーター・独身という心細い状況に
心が折れそうになりながらも、まずはこう決心しました。
「ひとりでいることを前提に、しっかりと自分の足で立つぞ」。
この先、ずっとひとりでいるかはわかりません。
でも、体の変化を感じている中で、心まで弱っていてはまずい。

では、どうしたらいいのか？
少しずつ暮らしを整える「小さな工夫」を始めたのです。
今、振り返ってみるとこんなことをやってきました。

「お金の使い方にメリハリをつける」
「今を受け入れて、工夫する」
「自分の機嫌は自分でとる」
「苦手なことを自分でやってみる」
「人づき合いは距離感を大切に」

どれも、気づきながら先送りにしてきたことばかりです。
でも、見る角度をちょっと変えて「小さな工夫」を重ねてみたら
新しい暮らしを手に入れることができました。

[ブクログ · ★★★★★]

50代まであと少し。肩の力を抜いて、我慢しない頑張らない自然体で生きる方法がゆるっと書いてある。人やモノへの執着を捨て、必要な人（もの）とお気に入りの人（もの）だけでストレスなく生きて行けたらいいな。かわいいイラストとセンスのいい小物の写真。ガチガチの指南書というか実用書みたいな感じではなく、どちらかというとエッセイ的な。こんな50代になれたらいいなと楽しみながら眺める1冊。

[ブクログ · ★★★★☆]

好きな人の一人！
まろやかなイラストを描く方なのですが、美人でセンスが良い方で、素敵なお部屋にお住まいなのだろうなと昔から思っていたので、本書の発刊はとても嬉しいです。

２年かけてつくられたという本だけあって、情報量がちょうど良いです。イラストと、素敵な写真のバランスも良い。
ギュッと絞って、メリハリをつけて、暮らしを整える小さな工夫をまとめられています。
真似したいことがたくさんあり、発見がありつつ、読んでいて気持ちが焦ることもなく、疲れません。（これすごく重要）
そうそう、ニンニク刻みのオイル漬け、真似してみたら、すごく楽になりました！

[ブクログ · ★★★☆☆]

著者は丁寧に暮らしている。
自分の機嫌は自分でとる。
暮らしを見直して、肩にのっている重荷に少しずつ下ろして行きたいと思う本。
イラストが可愛く読みやすい。

[ブクログ · ★★★☆☆]

素敵な暮らしぶり。日当たりも良く、畳のリビングが何ともいい。工夫の数々が参考になった。

「自分の機嫌は自分でとる」に納得。

[ブクログ · ★★★☆☆]

さらりと読める丁寧な暮らしの本。
「持っていないものにがっかりするより、自分が持っているものを大切にして生かそう」と言う文章にはっとしました。
あと、70歳で一から簿記を覚えたお母様がも凄い！

[ブクログ · ★★★☆☆]

まだまだ、筆者の年齢に達するには猶予はあるけれど読んでみた。
書いていることに特に大きな目新しさはないが、前向きに地に足つけて工夫をこらしながら暮らしているのが伝わってきた。
全てマネをしよう・できるとは思わないが、選択肢として知っておくことは有益だと思う。
気分転換に、気持ちを緩めるときにお勧めできる一冊。