あらすじ
癇癪持ちでわがまま――
前世の記憶を持つ公爵令嬢レティシアは、姉に引き立て役として嘘の悪評を立てられた。
将来家を出るつもりだし、と諦めていたある日、
隣国の大公レイノルトは「わがままなんてとんでもない。とても素敵なご令嬢です」
と悪評が真実ではないと見抜いて!?
彼だけが本当の自分を見てくれるから――
レティシアは元凶である姉と戦うことを決意する!
悪評まみれ令嬢が自分自身を取り戻す、溺愛逆転劇開幕!
【電子特典付き】
街で買い物をするレティシア。
噴水のある広場で休憩をしていると、レイノルトと遭遇する。
しかし突然の雨に、二人は急いで雨宿りすることになり――。
書き下ろしショートストーリー『雨音で近付く距離』を収録!
感情タグBEST3
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がんばれ
姉3人、兄にも父にも蔑ろにされている末っ子のザマァ物語かと思っていましたが、なかなかに面白いです。思ってもみなかったところに援軍を得て、自身の矜持を守るために戦いを始めるレティシア。この巻では宣戦布告に止まっていますが、これから本格的に戦いになるのでしょう、心から応援します。そして、ちょっと奥手の彼女ですので、大公様も頑張って。彼女の味方が、みんな幸せになればと思います。
こう来たか
題名から想像していた感じとは違いましたが、
面白く読めました。
まさか、悪評をたてた姉(三女)と闘うという流れになるとは思いませんでした。噂を頭から信じるのではなく、しっかり自分の目で見極めるのが大切ですね。それにしても、父親の人を見る目(自分の家族に対して)がなさすぎて、驚きです。一国の宰相をしてるのに…。
Posted by ブクログ
後半になればなるほどヒーローの影が薄くなってしまった気が。
一方で存在感が増すのが、悪評が立っていたお姉様二人。
真相が分かると、レティシアではないが涙を禁じ得なかった。
自己犠牲が凄いのよ、お姉様方。
三女に対抗するため、そして本来の自分を取り戻すため、奮闘するレティシア+お姉様二人の話だった気がする。
添え物は、心が読めちゃうイケメン。
途中まではレティシアとヒーローのレイノルトの攻防が面白かったのだが、後半は出張ってきたお姉様たちのお陰で路線が変わった気が。
しかも「俺たちの戦いはこれからだ」エンドなので、こんなところで終わるのかと少しもやっとしたり。
三女に宣戦布告して、ヒーローは告白したけど返事待ちな状態で終わってしまったので。
これは次巻以降に続く想定なのだろうか。