あらすじ
北海道の向こう岸、ロシアの沿岸に、ウスリータイガとよばれる森があります。トラやクマ、カワウソやシマフクロウが今も生息する豊穣な森です。この森で古くからくらす猟師たちは、川で魚をとったり、シカやイノシシを狩って生活しています。彼らは、「私たちにとって、森は家」と言います。深い森に棲む、人、動物、草木それぞれの営みと、そのつながりを、現地を旅した写真家が感性豊かに綴ります。
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Posted by ブクログ
風景写真なのに、そこにある自然が語りかけてくるような気持ちにさせられる。長い間かかって培われた、その土地での暮らし。気候風土に抗わず、寄り添うように、そしてときにしがみつくように。持ちつ持たれつの営みが伝わる。
Posted by ブクログ
タイガの森・川と猟師たちの暮らしを、美しい写真と文で紹介する。文章が詩的なので、小学生への読み聞かせにぴったり。タイガは日本から近いのにあまり知られていない。小学校中学年から、中高生でも楽しめる。
Posted by ブクログ
ロシア沿岸アムール虎の住むウスリー川支流のビキン川。川と森に寄り添い暮らしてきたウデ族の暮らしのリアルな写真が美しい。
2016年発行。
たくさんのふしぎ傑作集は大好きだ。